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2024-07-12 00:00:00 更新

アグリヒルズ・ソーラー山都発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について

2024年07月12日
  • 総合政策

アグリヒルズ・ソーラー山都発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について

環境省は、「アグリヒルズ・ソーラー山都発電事業環境影響評価準備書」(山都太陽光発電所合同会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

環境大臣意見では、
(1) 本事業の実施によるクマタカ、サシバ等の重要な鳥類及び生態系への影響を回避又は極力低減する観点から、専門家等の意見を踏まえ、工事時期の調整、コンディショニングの実施、防音壁・シートの設置等の環境保全措置を適切に実施すること
(2) 太陽電池発電設備の処分等に当たっては、廃棄物の発生抑制に努めること。また、やむを得ず廃棄物となるものについては、廃棄する時点における太陽電池発電設備の廃棄に係る諸制度に則り、適正な処理を行う計画とすること

等を求めている。

■ 背景

環境影響評価法及び電気事業法は、出力40,000kW以上の太陽電池発電所の設置又は変更の工事を第一種事業とし、経済産業大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※1の審査に当たって、環境大臣の意見を聴かなければならないこととしている。
本件は、「アグリヒルズ・ソーラー山都発電事業環境影響評価準備書」について、この手続に沿って経済産業大臣に対して意見を提出するものである。
今後、事業者は、環境大臣の意見及び関係地方公共団体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告等を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。

※1 環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。

■ 事業の概要

熊本県上益城郡山都町において、最大出力90,000kWの太陽電池発電所を設置する事業。
・ 事業者 山都太陽光発電所合同会社
・ 事業位置 熊本県上益城郡山都町(対象事業実施区域の面積:約119.28ha)
・ 出力 最大90,000kW(交流),約107,000kW(直流)

(参考)環境影響評価に係る手続

【配慮書の手続】
・ 公表 令和3年 4月23日~令和3年 5月22日(住民意見10件※2
・ 熊本県知事意見提出 令和3年 6月25日
・ 環境大臣意見提出 令和3年 7月5日
・ 経済産業大臣意見提出 令和3年 7月12日

【方法書の手続】
・ 縦覧 令和3年10月20日~令和3年11月19日(住民意見 2件※2
・ 熊本県知事意見提出 令和4年 3月11日
・ 経済産業大臣勧告 令和4年 3月31日

【準備書の手続】
・ 縦覧 令和6年 1月17日~令和6年 2月16日(住民意見 4件※2
・ 熊本県知事意見提出 令和6年 7月 4日
・ 環境大臣意見提出 令和6年 7月12日

※2 環境の保全の見地からの意見の件数。

添付資料

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室

代表
03-3581-3351

直通
03-5521-8237

室長
加藤 聖

室長補佐
鈴木 祐介

審査官
中山 裕貴

審査官
奈良尾 紀美子

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