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2024-07-10 00:00:00 更新

ウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)搭載2隻目 ばら積み船「Green Winds」が竣工

ウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)搭載2隻目
ばら積み船「Green Winds」が竣工

2024年07月10日

株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」)が建造、グループの商船三井ドライバルク株式会社(社長:平田浩一、本社:東京都港区)が運航する、ウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置、註1)搭載の64型ウルトラマックスばら積み船「Green Winds(グリーン ウインズ)」(以下「本船」)が、2024年7月10日に株式会社大島造船所(社長:山口眞、本社:長崎県西海市、以下「大島造船所」)にて竣工しました。

商船三井グループのウインドチャレンジャー搭載済み・予定の船 計9隻(註2)のうち本船は2隻目の竣工船で、クレーン搭載船へのウインドチャレンジャーの導入は世界初となります。

ウインドチャレンジャーは、商船三井と大島造船所が中心となり開発した、伸縮可能な帆によって風力エネルギーを船の推進力に変換する装置です。ウインドチャレンジャーを搭載することで、本船は航路等の条件次第で約7~16%の燃料節減およびGHG削減効果を見込みます*。

*ウインドチャレンジャーの燃料節減およびGHG削減効果は、搭載する船の船型・航路などの条件によって異なります。

Green Winds

商船三井は「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」を策定し、2050年までのネットゼロ・エミッション達成を目標に定めています。その達成に向けた主要戦略の1つに「さらなる省エネ技術の導入」を含め、ウインドチャレンジャー搭載船を2030年までに25隻、2035年までに80隻投入することを計画しています。

商船三井グループは、ウインドチャレンジャーを始めとした風力推進技術を組み合わせた環境対応船隊を幅広い船種において積極的に展開し、安全な管理・効率運航を通じて自社グループからのGHG排出削減のみならず、社会全体の低・脱炭素化に向けて貢献してまいります。

<本船概要>

全長/全幅199.95メートル/32.26メートル
載貨重量(夏季満載喫水において)63,896トン
船籍パナマ
ウインドチャレンジャー仕様高さ:最大約39.5メートル(3段式)
幅:約11.4メートル
帆の材質:繊維強化プラスチック

(註1) 詳しくは、次世代帆船(ウインドチャレンジャー)|商船三井(MOL)サービスサイト (mol-service.com)をご参照ください。

(註2) 以下竣工(予定)順

船種・隻数関連プレスリリース
100型石炭輸送船 1隻
(2022年10月竣工済)
2022年10月7日
世界初のウインドチャレンジャー搭載石炭輸送船「松風丸」の竣工について
2024年5月15日
世界初のウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)搭載石炭輸送船「松風丸」で最大17%の燃料節減を達成
【本件】
64型ウルトラマックスばら積み船 1隻
(2024年7月竣工済)
2022年8月10日
ウインドチャレンジャー搭載船2隻目のばら積み船建造契約を締結
90型石炭輸送船 1隻
(2025年改造完了予定)
2024年5月24日
ウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)を電源開発向け石炭輸送船に搭載~世界初の既存船への改造工事搭載~
42型ハンディサイズ 3隻
58型ハンディマックス 3隻
(2026-2028年竣工予定)
2024年5月27日
商船三井ドライバルク運航船7隻に風力推進補助装置を搭載~2030年までに「ウインドチャレンジャー搭載船25隻」を着実に推進~

商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題 (マテリアリティ)」を特定しています。
本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Environment -海洋・地球環境の保全-」、「Innovation -海の技術を進化させるイノベーション-」にあたる取り組みです。


再生可能エネルギー等に関するプレスリリース
電力会社・ガス会社等によるプレスリリース

情報提供:JPubb

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