プレスリリース

岐阜県下呂市において発電出力1,930kWの西村水力発電所を開発～2027年度の運転開始を目指します～

2024年06月18日
中部電力株式会社

当社は、岐阜県下呂市において、木曽川水系馬瀬川の流水を利用した西村水力発電所（以下「本発電所」）を建設することといたしましたので、お知らせいたします。

本発電所は既設の西村ダムから岩屋ダムまでの未利用落差を利用する、発電出力1,930kWの流れ込み式（注）の水力発電所です。
瀬戸第二水力発電所は、馬瀬川から取水し、飛騨川へ放流する発電所ですが、馬瀬川や飛騨川の流量が多い場合は、取水せずに岩屋ダムへ貯水しています。
本発電所は、瀬戸第二水力発電所の導水路を分岐させ、下流の岩屋ダムへ放流することで、これまで瀬戸第二水力発電所で利用できていなかった水を有効活用するものです。

（注）河川を流れる水をダムに貯めることなく、そのまま発電所に使用する方式。

今後、当社は、自然環境へ配慮をしつつ、地域の皆さまおよび関係各所のご理解とご協力をいただきながら、2024年度の工事着手、2027年度の運転開始に向け、開発を進めてまいります。

当社グループは、再生可能エネルギーを脱炭素化やエネルギー自給率の向上に資する主力電源の一つと位置付けており、目標として掲げる「2030年頃に保有・施工・保守を通じた320万kW以上の拡大」達成に向け、引き続き、積極的な電源開発に取り組んでまいります。

【計画概要】

別紙

• 発電所概略位置図と西村水力発電所周辺設備概略図

以上

別紙