敦賀火力発電所構内における発煙の原因と対策について2024 年 4 月 26 日
北陸電力株式会社
4月7日21時37分頃、敦賀火力発電所(福井県敦賀市泉)構内の石炭および木質バイオマス受入用ベルトコンベヤの端部にある建屋内で発煙を確認し、消火活動により、同日22時57分に鎮火しました。(2024年4月8日お知らせ済み)
その後の調査で、以下のとおり原因を究明し、今後、対策を行うこととしましたのでお知らせします。
■原因
飛散していた木質バイオマスの微粉(木粉)がベルトコンベヤのブレーキ装置のカバー開口部から入り込み、ブレーキパッドに付着した。ブレーキが作動した際の摩擦熱で木粉が加熱され、火の粉が発生し、ベルトコンベヤ周辺に堆積していた木粉上に落下してくすぶったものと推定。
■対策
以下の対策を実施する。
・ブレーキ装置カバー内への木粉侵入を防止する設備改造
・発熱のおそれのある機器の清掃強化
・運転員への火災リスクに関する定期的な教育
なお、発電所は運転継続中であり、発電に影響はありません。
地元の皆さまをはじめ、関係の方々にはご心配・ご迷惑をおかけし、お詫び申し上げます。
当社は、今後も発電所のより一層の安全運転に努めてまいります。
以 上
添付資料:
敦賀火力発電所 概要図
敦賀火力発電所 燃料受入設備配置図
事象発生箇所 建屋内配置図
ブレーキ装置概略
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.rikuden.co.jp/press/attach/24042602.pdf?1714103453