２ ０２４年４月２６日

関西電力株式会社

南港発電所における高効率コンバインドサイクル機への設備更新

当社は、電力の安定供給およびエネルギーの脱炭素化への貢献を目的として、南港発電所のコンバインドサイクル機への設備更新に向けた事業性評価を進めてきました。このたび、長期脱炭素電源オークションにおいて、南港発電所 １～３号機が落札されたことを受け、設備更新計画を進めることとしました。これに伴い、２０２５年３月３１日をもって現行の設備を廃止します。

南港発電所は、運転開始後３０年以上経過した当社で最も古いＬＮＧ火力 発電所であり、この設備更新により、発電効率は約４割向上し、ＣＯ２排出係数を約３割低減することが期待できます。

また、中長期的にはゼロカーボン燃料（水素・アンモニア）やＣＯ２回収・ 有効利用・貯留（ＣＣＵＳ）などの最新技術の導入等により、２０５０年の ゼロカーボン社会の実現に貢献してまいります。

当社は引き続き、地域の皆さまや関係行政機関からのご意見を賜りながら、環境影響評価手続き※を進め、２０２９年度以降の運転開始を目指して取り組んでまいります。

※２０２３年３月２０日、１１月２０日 お知らせ済み

＜参考：南港発電所の設備更新計画（概要）＞

現 状
設備更新（計画）

所在地
大阪府大阪市住之江区南港南７丁目３番８号
発電方式
汽力発電方式
コンバインドサイクル発電方式
出 力
180 万ｋＷ
（60 万ｋＷ×３基）
180 万ｋＷ級
（60 万ｋＷ級×３基）
発電効率
（低位発熱量基準）
約 44％
約 63％
使用燃料
天然ガス
天然ガス
運転開始時期
1990 年 11 月(1 号機) ～1991 年 10 月(3 号機)
2029 年度（予定）
（新 1 号機）
2030 年度（予定）
（新 2,3 号機）

以上