2024 年 4 月 25 日
商工中金
再生可能エネルギーの普及を目指す株式会社野村屋に対し、
ポジティブ・インパクト・ファイナンスでサポート
商工中金は、サステナブルファイナンスなどの取組みを通じ、お客さまのサステナブル経営および持続可能な社会の実現に貢献していきます。
商工中金(長野支店)は、株式会社野村屋(本社:長野県上田市、代表者:野村 健太)に対し、サステナブル経営に必要な資金 1 億 3,000 万円を融資しました。本融資については、ポジティブ・インパクト・ファイナンス(※)を適用しています。
同社は、戸建て住宅の施工・販売や太陽光発電設備の施工等を手掛けています。廃材の再利用や太陽光発電設備の設置による温室効果ガス削減など、環境経営にも積極的に取り組んでいます。
今回同社は、太陽光発電設備の施工を通じた再生可能エネルギーの普及や高い休暇取得率の維持・継続など働きやすい職場環境の整備等の取組みを通じて、一層の成長を図るため、サステナビリティに関する KPI(注)を設定。環境経営を通じて、経営の持続可能性を高め、経済的価値の向上のみならず、社会的価値の向上や働き手の幸せを実現していきます。
(注)同社 KPI 詳細は、商工中金 HP 掲載の
「ポジティブ・インパクト・ファイナンス評価書」をご覧ください。
商工中金は、現地訪問や経営者との対話を通じた綿密な事業性評価を行い、株式会社商工中金経済研究所と連携してインパクト評価を実施。株式会社日本格付研究所(JCR)より第三者意見書を取得し、同社の強みと課題そして目標(KPI)を共有。同社の企業価値向上のために必要な資金をポジティブ・インパクト・ファイナンスにて融資するとともに、目標達成に向けた取組みをサポートし、伴走支援していきます。 商工中金は、持続可能な社会の実現に向けて、中小企業の皆さまのサステナブル経営の取組みを積極的にサポートしてまいります。
【株式会社野村屋の概要】
所在地 長野県上田市古里 777-3
代表者 野村 健太
業種 屋根瓦事業、自然エネルギー事業、建築事業
資本金 300 万円
従 業 員 数 25 名(2024 年 2 月時点)
設立 1951 年 12 月
(※)「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」について
ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは、企業活動が環境・社会・経済に対して与えるインパクト(ポジティブな影響・ネガティブな影響)の包括的な分析・評価、サステナビリティに関する目標設定とモニタリング、及び資金供給を通じ、企業の「社会的価値」「働き手の幸せ」「経済的価値」を総合的かつ持続的に高めていくことを企図した「伴走支援型融資」です。
本融資スキームは、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)が公表したポジティブ・インパクト金融原則に準拠しており、商工中金および商工中金経済研究所がインパクト評価書を作成し、セカンドオピニオンとして(株)日本格付研究所より第三者意見書を取得しています。