プレスリリース

powered by JPubb

本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。

2024-04-22 15:00:00 更新

高浜発電所4号機の原子炉起動および調整運転の開始予定について

2 0 2 4 年 4 月 2 2 日


関西電力株式会社


高浜発電所4号機の原子炉起動および調整運転の開始予定について


高浜発電所4号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力87万キロワット、定格熱出力266万キロワット)において、2023年12月16日から第25回定期検査を実施しており、2024年4月23日に原子炉を起動し、翌24日に臨界に達する予定です。


その後、諸試験を行い、4月26日※に定期検査の最終段階である調整運転を開始し、5月21日に総合負荷性能検査を実施し、本格運転を再開する予定です。


※発電機バランシング作業(調整運転開始前に発電機の回転数を上昇させて振動を測定し、振動が大きい場合には発電機の車軸におもりを取り付け、振動が小さくなるように調整する作業)の 実施有無により、工程を変更する場合がある。


以上


(添付資料)高浜発電所4号機 第25回定期検査の概要


高浜発電所4号機 第25回定期検査の概要


1.主要工事等


高感度型主蒸気管モニタ他取替工事 (図-1参照)
電子部品の製造中止等に伴う保守性向上の観点から、放射線管理施設プロセスモニタリング設備のうち高感度型主蒸気管モニタ(3台)および同モニタが接続されている盤を含む放射線監視装置信号処理盤(全6面)を取り替えました。


主変圧器取替工事 (図-2参照)
主変圧器のコイル絶縁性能の経年劣化傾向を踏まえ、予防保全として、主変圧器を取り替えました。


発電機回転子および固定子コイル取替工事 (図-3参照)
発電機および励磁機の回転子コイル・固定子コイルの絶縁材料の経年劣化傾向を踏まえ、予防保全として、発電機の回転子コイル・固定子コイルおよび励磁機を取り替えました。


電気配線貫通部改良工事 (図-4参照)
原子炉格納容器の電気配線貫通部(2箇所)について、信頼性向上の観点から、最新型式のモジュラー型に取り替えました。


2.設備の保全対策


(2次系配管の点検等) (図-5参照)
当社の定めた「2次系配管肉厚の管理指針」に基づき、2次系配管635箇所(主要点検部位:257箇所、その他部位:378箇所)について超音波検査(肉厚測定)を実施しました。その結果、必要最小厚さを下回っている箇所および次回定期検査までに必要最小厚さを下回る可能性があると評価された箇所はありませんでした。


また、過去の点検で減肉傾向が確認された部位2箇所および配管取替時の作業性を勘案した部位6箇所の合計8箇所を炭素鋼の配管に取り替えました。


3.蒸気発生器伝熱管の渦流探傷検査結果


3台(A、B、C)ある蒸気発生器(以下、SG)の伝熱管全数について渦流探傷検査を実施しました。その結果、A-SGの伝熱管2本およびC-SGの伝熱管2本について、いずれも管支持板部付近に外面(2次側)からの減肉とみられる有意な信号指示が認められました。


調査の結果、A-SGの伝熱管2本およびC-SGの伝熱管2本について、伝熱管の外面減肉が認められた原因は、これまでに発生した事例と同様、過去に持ち込まれた鉄分により伝熱管表面に生成された稠密なスケールが前回の定期検査(第24回)時の薬品洗浄の後もSG器内に残存し、プラント運転中に管支持板下面に留まり、そのスケールに伝熱管が繰り返し接触したことで発生した摩耗減肉と推定しました。


対策として、これまでの対策や効果を踏まえ、スケールの残存量のさらなる低減のため、小型高圧洗浄装置の改良等により、SG器内の洗浄を強化しました。


なお、きずが認められた伝熱管4本については、高温側および低温側管板部で施栓し、使用しないこととしました。
(2024年1月22日、2月22日 お知らせ済み)


4.燃料集合体の取替え


燃料集合体全数157体のうち69体を取り替えました。そのうち、新燃料集合体は48体です。また、MOX燃料は、16体を継続して使用します。


さらに、健全性確認のため、一部の燃料集合体の外観検査(24体)も実施し、異常のないことを確認しました。


5.次回定期検査の予定


2025年5月


以上


公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2024/pdf/20240422_1j.pdf


再生可能エネルギー等に関するプレスリリース
電力会社・ガス会社等によるプレスリリース

情報提供:JPubb

プレスリリース一覧に戻る