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2024-04-09 00:00:00 更新

水素燃料電池電動推進システム技術開発がグリーンイノベーション基金事業に採択~脱炭素航空機の実現に向けてゼロエミッション推進システムの技術開発を加速~

2024年04月09日 プレスリリース

航空・宇宙・防衛 研究開発

水素燃料電池電動推進システム技術開発がグリーンイノベーション基金事業に採択
~脱炭素航空機の実現に向けてゼロエミッション推進システムの技術開発を加速~

IHIグループのIHIエアロスペース(本社:群馬県富岡市,社長:並木 文春)は,国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO:理事長 斎藤 保)の「グリーンイノベーション基金事業(*1)/次世代航空機の開発プロジェクト」に対し,水素燃料電池電動推進システム技術開発に関する事業を応募し,このたび,採択を受けました。

本システムが搭載された脱炭素航空機のイメージ

このたびの採択により,脱炭素航空機向けのゼロエミッション推進システムとして,座席数40席以上で1フライトあたり3時間以上の航続時間を想定した4MW級の水素燃料電池電動推進システム(以下,本システム)の技術開発に取り組みます。また,本システム開発の共同実施先である東京大学(総長:藤井 輝夫)は,本システムの技術検討,国際標準化の検討で参画します。
事業期間は2024年度から2029年度までの約6年間で,水素供給システムと燃料電池を中核とする本システムの基本設計や,各構成品の最適な配置・仕様を検討し,実機構成品の開発を行い,地上での実証試験により本システムを3時間以上連続運転することを目指します。

IHIエアロスペースは,宇宙事業におけるロケット等のシステムインテグレーションの知見,液体水素の取扱い実績や,IHIグループの航空エンジンメーカーとしての知見を活かし,国際的競争力のあるシステムを開発し,脱炭素航空機の推進システムプロバイダとして市場参入することで社会実装を目指します。

2050年カーボンニュートラルの実現に向け、IHIグループは,本システムをはじめ,航空機の電動化,差別化された独自の軽量化技術,および合成燃料開発の事業化に向けた取組みを強化することで,環境に優しく,経済的な航空機におけるカーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。


【事業の概要】

出典:NEDO採択事業概要(https://urldefense.com/v3/__https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101735.html__;!!N_3f9gaj2Q!6B_Z0R10CMwQBRCGnFXcCIVcrEjGTYTSaziS_NRaBnyVxf9uPwDBU-58_nIjAcF0-FZSDrUjYdB8opQc0u_f23u0vwy0Mg$

(*1) グリーンイノベーション基金事業
「2050年カーボンニュートラル」に向けてエネルギー・産業部門の構造転換や,大胆な投資によるイノベーションといった現行の取組を大幅に加速するため,NEDOに2.8兆円の基金を造成し,官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で,これに経営課題として取り組む企業等に対して,最長10年間,研究開発・実証から社会実装までを継続して支援する基金制度。グリーン成長戦略において実行計画を策定している重点14分野を中心に支援が行われます。


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