2024 年 3 月 29 日
アラブ首⾧国連邦・アブダビでのごみ焼却発電プロジェクト
コンセッション契約を締結
~ 日立造船グループなど、プラントの建設・保守・運転・売電 ~日立造船株式会社の 100%子会社でごみ焼却発電プラントなどの設計、建設、運営、保守を手がける Hitachi Zosen Inova AG(スイス、以下、HZI)は、丸紅株式会社(以下、丸紅)および株式会社海外交通・都市開発事業支援機構(以下、JOIN)と共に参画しているアラブ首⾧国連邦(以下、UAE)アブダビ首⾧国でのごみ焼却発電プラントのプロジェクト(以下、本プロジェクト)に関して、このほど、Emirates Water and Electricity Company(エミレーツ水電力公社、以下、EWEC)および Tadweer Group(アブダビ廃棄物処理公社、以下、Tadweer)との間で、本プロジェクトのコンセッション契約を締結しました。
本プロジェクトで HZI、丸紅、JOIN は、アブダビ首⾧国政府傘下の Tadweer と共同で設立・出資する特別目的会社(SPC)を通じ、ごみ焼却発電プラント(処理能力:一般廃棄物年間 90 万トン、発電能力 80MW)の建設、完成後 30 年間にわたる運営、保守を行うとともに、EWEC に対して電力を販売する計画です。
本プロジェクトによって、埋立処理では大気中に放出されるメタンガス発生を抑え、年間 110万トン相当の CO2 削減効果が見込まれています。
世界最大級のプラントを HZI が現在建設中のドバイを始め、中東での本格的なごみ焼却発電の導入が始まっており、アブダビ首⾧国では今回が初のごみ焼却発電プロジェクトとなります。
アブダビ首⾧国で建設予定のごみ焼却発電プラント(完成イメージ)
当社グループは、ごみ焼却発電プラントにおける世界のリーディングカンパニーとして、今後も中東を含む各地の需要に応え、衛生的なごみ処理や持続可能な社会の実現にグローバルに貢献してまいります。
なお、本プロジェクトおよび関係会社の概要は以下のとおりです。
<ごみ焼却発電プラント>
1.コン ソーシア ム:HZI、丸紅、JOIN
2.建 設 地:アラブ首⾧国連邦アブダビ首⾧国
3.設 備 能 力:一般廃棄物処理量=90 万トン/年、発電容量=80MW
4.売電先/売電期間:EWEC/30 年間
5.運 転 開 始 時 期:2027 年(予定)
<関係各社>
◆Emirates Water and Electricity Company(エミレーツ水電力公社)
1.所 在 地:アラブ首⾧国連邦アブダビ首⾧国
2.設 立:2018 年
3.代 表 者:Othman Al Ali
4.事業内容:アブダビ首⾧国および北部首⾧国における発電・造水事業の計画および運営
◆Tadweer Group(アブダビ廃棄物処理公社)
1.所 在 地:アラブ首⾧国連邦アブダビ首⾧国
2.設 立:2008 年
3.代 表 者:Ali Al Dhaheri
4.事業内容:アブダビ首⾧国の廃棄物事業の管理および運営
◆丸紅株式会社
1.所 在 地:東京都千代田区大手町一丁目 4 番 2 号
2.設 立:1858 年
3.代 表 者:代表取締役社⾧ 柿木 真澄
4.事業内容:輸出入(外国間取引を含む)及び国内取引の他、各種サービス業務、内外事業投資や資源開発等の事業活動
◆株式会社海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)
1.所 在 地:東京都千代田区
2.設 立:2014 年
3.代 表 者:代表取締役社⾧ 武貞 達彦
4.事業内容:海外での交通・都市開発事業に対する本邦企業の参画を出資等により支援
(終)