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2024-03-29 00:00:00 更新

中小規模業務ビルの省エネ・脱炭素化を支援するサービス『ZEBiT』を提供開始 ~"建てて完成"から、"建てた後もITの力で進化し続ける"ビルへ~

2024 年3月 29 日


中小規模業務ビルの省エネ・脱炭素化を支援するサービス『ZEBiT』を提供開始
~“建てて完成”から、 “建てた後も IT の力で進化し続ける”ビルへ~


SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)は、中小規模業務ビルのオーナー様向けに、建物の省エネ・CO2排出量削減を支援するサービス「ZEBiT(ゼビット)」を 2024 年4 月 1 日から提供を開始します。昨今、業務用建築物を中心に強く求められている ZEB(Net Zero EnergyBuilding)は、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物です。ZEBiTは、IoT技術を活用して設備管理に関する業務効率化を実現するとともに、業務用建築物の GX(グリーントランスフォーメーション)を加速させ、建物の ZEB 化を支援します。2025 年度までに100 棟への導入を目指します。


1.背景


世界的にカーボンニュートラルへの取り組みが加速するなか、国内では CO2 排出量の削減が進んでいるのに対し、排出量全体の約18%※1を占める商業・サービス・事業所などの業務部門では、CO2排出量が約 45%増加しています※2。政府は 2030 年度までに業務部門における CO2 排出量を 2013 年度比 51%削減する目標を掲げており※3、建築物省エネ法が全面施行される 2017 年以前に建設された業務ビル、特に棟数の多い延床面積 5,000 ㎡未満の中小規模業務ビルにおいては、環境性能の向上が求められています。


※1 出典:2021 年度温室効果ガス排出・吸収量(確報値)概要/部門別の CO2 排出量/電気・熱配分後(環境省 脱炭素社会移行推進室国立環境研究所 温室効果ガスインベントリオフィス) https://www.env.go.jp/content/000128749.pdf


※2 出典:2021 年度(令和3年度)の温室効果ガス排出・吸収量(確報値)について/CO2 の部門別排出量/電気・熱配分後(環境省 脱 炭素社会移行推進室/国立環境研究所 温室効果ガスインベントリオフィス https://www.env.go.jp/content/000128750.pdf


※3 出典:地球温暖化対策計画/令和3年 10 月 22 日閣議決定(環境省) https://www.env.go.jp/content/900440195.pdf


2.ZEBiTの概要


ZEBiT は、エネルギー使用量(電力・水道・ガス)の可視化により建物全体の CO2 排出量を算定するカーボンマネジメント、および設備の制御・状態監視を行うエネルギーマネジメントをクラウドサービスとして提供します。また、建物とクラウド間の通信サービスを併せて提供することにより、第三者からのアクセスを制限するセキュアな環境※4でサービスの利用が可能です。


<特長>


 BAS※5や BEMS※6の導入が進まなかった業務用建築物でも、必要最小限の機器構成で利用できます。また、照明や空調などの設備交換と併せて導入することができ、テナント企業への影響を最小限に抑えた導入が可能です。


 標準的な機器接続プロトコルの採用により、照明や空調、熱交換器などの設備をメーカー問わず接続可能です。


 クラウド型でのサービス提供のため拡張性があり、進化し続ける建物として資産価値の向上に貢献します。


※4 インターネット接続とは分離された閉域網と呼ばれるセキュリティが確保されたネットワークを使用。


※5 BAS:Building Automation System の略称。建築設備の統合管理・監視・制御、及び省エネを目的とした統合システム。


※6 BEMS:Building and Energy Management System の略称。建物の運用時省エネを目的としたシステム。


3.ZEBiT導入のメリット


 電気料金低減


建物の設備の使用電力量を監視・制御し、デマンド監視(使用電力量が規定値を超えたらお知らせ)やピークカット機能(使用電力量の自動制御)により、最大需要電力を抑えることで電気基本料金を低減します。


 設備管理・環境対策の業務の効率化


複数の建物の設備を遠隔から様々なセンサーと連動し、監視・制御することができ(群管理)、また、環境関連の各種法令対応(省エネ定期報告書作成など)に必要なデータの自動収集・出力により、業務効率化が可能です。


 不動産価値の向上


建物のエネルギー使用量や CO2 排出量を可視化し、建物の環境性能を測ることができます。また、空調や照明などの設備を細やかに制御することで、建物内で過ごす人々の快適性を保ちながら省エネとCO2 排出量削減を推進することができます。このような環境性能の高い建物は ZEB やグリーンビルディングとして評価され、入居するテナント企業から選ばれる傾向にあります。


4.提供開始日


2024年4月1日


5.提供価格


個別見積りとなります。


※お客様の環境構成に合わせて最適なご提案をします。詳細はお問い合わせください。


6.今後の展開


ZEB の社会実装を推進するさまざまなパートナー企業の製品・サービスとの組み合わせにより、創エネルギーのソリューションなど、業務用建築物の脱炭素化に向けてサービス拡充を図ります。


SCSKグループのマテリアリティ


SCSKグループは、経営理念「夢ある未来を、共に創る」の実現に向けて、社会と共に持続的な成長を目指す「サステナビリティ経営」を推進しています。


社会が抱えるさまざまな課題を事業視点で評価し、社会とともに成長するために、特に重要と捉え、優先的に取り組む課題を7つのマテリアリティとして策定しています。


本取り組みは、「地球環境への貢献」に資するものです。


-建物の省エネ・脱炭素化支援を通じて、脱炭素社会の実現に貢献


・SCSKグループ、経営理念の実践となる 7 つのマテリアリティを策定


https://www.scsk.jp/corp/csr/materiarity/index.html


本件に関するお問い合わせ先
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
ビジネスデザイングループ
GX センター 事業開発第一部 ZEBiT 担当
E-mail: zebit-info@scsk.jp


【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
サステナビリティ推進・広報本部 広報部 土岐
TEL:03-5166-1150


※ 掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。

情報提供:JPubb

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