令 和 6 年 3 月 1 5 日
四 国 電 力 株 式 会 社
伊方発電所2号機 燃料取替用水タンクポンプ出口ライン弁からの
ほう酸水の漏えいについて(続報)
伊方発電所2号機(廃止措置中)の原子炉補助建家(管理区域内)において、3月14日0時55分、ほう酸水を通水している燃料取替用水タンクポンプ出口ライン弁、配管および床面に、析出したほう酸が付着していることを確認しました。
現場を確認した結果、当該弁付近において連続的なほう酸水の漏えいはないことを確認しました。その後、析出したほう酸の拭き取りを実施し、当該弁の部品の合わせ面からほう酸水が漏えいした跡があることを確認しました。
このため、当該合わせ面の接合ボルトの増し締めを行い、燃料取替用水タンクポンプを起動し、8時44分に漏えいなく運転していることを確認しました。 なお、本事象によるプラントへの影響および環境への放射能の影響はありません。
(
3月14日にお知らせ済み)
本日、当該弁の分解点検を実施したところ、弁の構成部品であるダイヤフラム※に傷があることを確認したため、当該部品を取り替えました。 その後、燃料取替用水タンクポンプを運転し、漏えいがないことを確認したことから、17時24分、通常状態に復旧しました。
引き続き、詳細を調査します。
※弁内部の構成部品で、流体を閉止する機能を有する消耗品。今回使用していたダイヤフラムはゴム製のもの。
(別紙)伊方発電所2号機 燃料取替用水系統概略図
以上