2024.3.7
「家康公用水発電所」由来の再生可能エネルギーを導入 静岡銀行 (頭取 八木 稔)では、2030年度カーボンニュートラル目標の達成に向けた活動の一環として、東京発電株式会社が運営する「家康公用水発電所(富士宮市)」を由来とする実質再生可能エネルギー電力の全量について、東京電力エナジーパートナー株式会社を通じて調達する契約を締結しましたので、その概要をご案内します(以下、再エネ契約)。
なお、再エネ契約にあわせて、当該発電所のネーミングライツ(施設命名権)を取得しました。
水力発電所のネーミングライツの取得は、静岡県では初となります。
1.家康公用水発電所について
(1)愛称(ネーミングライツによる命名) /しずぎんアクアエナジーパーク家康公用水発電所
(2)発電事業者/ 東京発電株式会社(代表取締役社長 堀部慶次 氏)
(3)小売電気事業者/東京電力エナジーパートナー株式会社(代表取締役社長 長﨑桃子 氏)
(4)ネーミングライツ取得日/3月1日
(5)再エネ契約開始/4月
(6)発電出力/158kW
(7)年間発電量/約1,100MWh (一般家庭約300世帯相当)
(8)GHG排出削減量/年間約546t
(9)電力需要場所/富士宮市・富士市・裾野市に所在する計9店舗
(10)発電所の特徴/
2019年9月25日に運転を開始した富士川水系芝川一級河川から取水する北山用水*を利用した発電所
今般、東京発電㈱は、地域に開かれた発電所をめざした建物改修や構内レイアウト整備により、「地域共生型デザイン水力発電所」としてリニューアルを実施 *北山用水は1582年に徳川家康が開削を命じたと言われ、2023年11月に「世界かんがい施設遺産」に登録されている
2.本件の取組意義
(1)しずおかフィナンシャルグループでは、2023年6月にグループ全体で使用する電気における脱炭素化を実現させて以降、その内容をブラッシュアップする活動に取り組んでいます。
(2)今般の「しずぎんアクアエナジーパーク家康公用水発電所」由来の再エネの導入およびネーミングライツの取得により、当該発電所の維持管理に貢献でき、地域社会の脱炭素化につながります。
(3)本パークでは、発電所の内部の見学もできることから、地域の皆さまに水力発電の学びの場を提供するとともに、立ち寄りスポットとして活用いただくことが可能です。
3.「しずぎんアクアエナジーパーク家康公用水発電所」完成記念式典について
(1)日 時/ 3月23日 (土) 11:30~
(2)場 所/しずぎんアクアエナジーパーク家康公用水発電所(富士宮市北山字桟敷3120-4)
(3)主催者/東京発電株式会社
(4)出席者/
㈱静岡銀行 取締役常務執行役員 梅原弘充
東京電力エナジーパートナー㈱ 代表取締役社長 長﨑桃子 氏
東京発電㈱ 代表取締役社長 堀部慶次 氏
富士宮市長 須藤 秀忠 氏 ほか
しずおかフィナンシャルグループにおける脱炭素化に向けた対応
〇しずおかフィナンシャルグループでは、2022年5月に「2030年度カーボンニュートラル達成(※1)」の目標を設定し、地域における脱炭素社会の実現に向けて取り組んでいます。
※1:Scope1(直接排出量)とScope2(間接排出量)が対象
〇また、昨年4月から取り組む第1次中期経営計画「Xover ~新時代を拓く」では、中計ビジョン「未来へつなぐ新たな価値を創造する課題解決型企業グループ」の実現をめざすほか、社会価値・経済価値の向上度合いを計る指標として「サステナビリティ指標」を導入し、その1つとして「静岡県内の温室効果ガス排出量の削減率」を取り入れています。