本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。
環境省は、「(仮称)HOKA7太陽光発電事業計画段階環境配慮書」(Sakura2合同会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
環境大臣意見では、
(1)想定区域内で本事業者による森林法違反行為が確認されたことから、関係機関等と調整を十分に行い、環境影響評価手続を実施するとともに、地域住民等に対し丁寧かつ十分な説明を行うこと
(2)想定区域及びその周辺には、「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」に選定された馬主来沼や自然度の高い植生等が存在するため、それらの土地の改変を回避し、動植物の生息又は生育状況を調査し、適切な環境保全措置を検討すること
(3)太陽電池発電設備中の有害物質の含有状況を把握した上で、適切な保守点検及び維持管理を行い、可能な限りリユースすることにより、廃棄物の発生抑制に努めるとともに、やむを得ず廃棄物となるものは可能な限りリサイクルするなど、適正な処理を行う計画とすること
等を求めている。
環境影響評価法及び電気事業法は、出力40,000kW以上の太陽電池発電所の設置又は変更の工事を第一種事業として対象事業としており、環境大臣は事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者であるSakura2合同会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価手続を行うこととなる。
※ 計画段階環境配慮書:事業への早期段階における環境配慮を可能にするため、事業の位置・規模等の検討段階において、環境の保全について適正な配慮をしなければならない事項について検討を行い、その結果をまとめた図書。
北海道釧路市において最大で出力49,900kWの太陽電池発電所を設置する事業。
・ 事業者 Sakura2合同会社
・ 事業位置 北海道釧路市(音別町)(事業実施想定区域面積 約330ha)
・ 出力 49,900kW程度(交流)、65,000kW程度(直流)
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
・ 令和5年12月27日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・ 令和6年 2月9日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。
情報提供:JPubb