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ニュース
2024年1月31日
電源開発株式会社
電源開発株式会社(以下「Jパワー」、本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:菅野 等)は、Jパワー胆沢第一発電所(岩手県奥州市、14,200kW)において、胆沢ダムの融雪時自然越流水を発電に有効利用する取り組みを昨年に引き続き、今年も2月1日から実施します。
従前、胆沢ダム(国土交通省が建設し管理している特定多目的ダム)では、融雪期にはかんがい用水の貯留や水道用水等の供給のため運用水位を高くしており、ダム湖に流入する水の一部は発電に利用することなく未利用のまま自然放流していました。この自然越流水による未利用水を活用し、冬季に十分な降雪があり渇水の恐れがないことを条件に、再生可能エネルギーである水力発電の発電電力量を増やす試みが本取り組みです。
今年の取り組みは昨年よりもダム湖の運用水位を低く設定し確保される貯留水の容量を増やす予定であり、その効果は今春の融雪期に限定されるものですが、約2,200,000kWhの増量を見込んでおります。
Jパワーは、国土交通省、岩手県をはじめとする関係者の皆様と連携のうえ、国が進めるカーボンニュートラルに向けて取り組んでいきます。
Jパワーグループは、これまでの全国各地における水力発電所開発・運営の経験と実績を踏まえ、2021年2月26日に公表したJ-POWER"BLUE MISSION 2050"で掲げたカーボンニュートラルの実現に向け、水力発電をはじめとした再生可能エネルギー事業の持続的な開発と安定運転に努めていきます。
位置図
融雪期の洪水吐きからの越流状況
融雪時の自然越流水有効利用のイメージ
以上
情報提供:JPubb