２０２４ 年 １ 月 ２ ２ 日
関西電力株式会社

高浜発電所１号機の出力降下について

高浜発電所１号機は定格熱出力一定運転中（加圧水型軽水炉 定格電気出力８２万６千キロワット、定格熱出力２４４万キロワット）のところ、１月２１日２３時２５分頃に巡回点検を行っていた運転員が、タービン建屋１ＦにあるＢ給水ブースタポンプ※１入口配管（２次系）の一部から僅かな蒸気漏れを確認しました。

漏えい発見時は、３台ある給水ブースタポンプの内２台が運転中（Ａ・Ｂ）でしたが、１月２２日０時４６分に待機中のＣ給水ブースタポンプを起動し、１時２９分にＢ給水ブースタポンプを停止しました。

３時００分に漏えい箇所を系統から隔離し、周辺温度が充分に低下したことを確認したうえで、当該部配管の点検調査を開始することとしていました。その後、運転員が運転中の給水ブースタポンプ２台の状態を点検していたところ、５時００分頃にＡ給水ブースタポンプのグランド部※２から堰内への２次系冷却水の漏えい量が通常よりも多いことを確認しました。点検の結果、現時点でプラントの運転状態には問題ないものの、今後の運転に万全を期すため、当該ポンプを停止した上でグランド部の点検等を行うこととしました。

このため、電気出力を４０％まで負荷降下を行うこととし、９時頃から負荷降下を開始します。

本事象による環境への放射能の影響はありません。

※１：主給水ポンプの吸込みを補助するために設置している装置。

※２：ポンプの軸シール部であり、内部流体が、回転軸の貫通部から外部に漏えいしないよう封じている。

以 上

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https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2024/pdf/20240122_1j.pdf