202 4 年 1 月 1 8 日
東日本旅客鉄道株式会社 東北本部
東 北 電 力 株 式 会 社
東北エリア初となる卒FIT風力発電所を活用した
オフサイト型コーポレートPPAサービスの導入について
~JR東日本東北本部ビルの使用電力全てを再生可能エネルギー由来に~ 東日本旅客鉄道株式会社東北本部(執行役員東北本部長 三林 宏幸、以下「JR東日本東北本部」)は、東北電力株式会社(取締役社長 社長執行役員 樋󠄀口 康二郎、以下「東北電力」)の100%子会社である東北エネルギーサービス株式会社(取締役社長 舟田 栄一、以下「東北ESCO」)と、オフサイト型コーポレートPPAサービス※1(以下「本サービス」)に関する契約を本日締結し、2024年2月1日に本サービスを導入いたします。
本サービスは、株式会社日立パワーソリューションズが保有する「能代落合風力発電所」で発電した再生可能エネルギー(以下「再エネ」)由来の電力を、小売電気事業者である東北ESCOがJR東日本東北本部ビルに供給するものであり、東北エリア初※2の卒FIT風力発電所※3を有効活用する取組みです。
また、本サービスにあわせて、東北電力の「よりそう、再エネ電気※4」を導入することにより、JR東日本東北本部ビルで使用する電力は再エネ100%となり、年間約2,100tのCO2排出量削減につながるものと想定しております。
これら一連の取組みにより、カーボンニュートラルの実現や地域社会の持続的発展に貢献できるものと考えております。
なお、本サービスは、JR東日本として初の導入であり、東北ESCOとして初のサービス提供開始となります。
※1 小売電気事業者である東北ESCOが、需要家の敷地外にある太陽光・風力発電所等を所有する発電事業者から再エネ由来の電力を購入し、一般送配電事業者の系統ネットワークを介して需要家に販売するサービス。
※2 2024年1月18日時点、JR東日本東北本部および東北電力調べ。なお、東北エリアとは、東北6県を指す。
※3 固定価格買取制度(FIT制度)による固定価格買取期間が終了した風力発電所。
※4 東北電力が、東北電力グループの水力発電所由来の電力(CO2 フリー)を供給する契約。
以 上
(別紙)JR東日本東北本部ビルへの電力供給の全体像
(別 紙)
JR東日本東北本部ビルへの電力供給の全体像
1.「能代落合風力発電所」について
(1)設 置 場 所:秋田県能代市落合字大関
(2)所 有 者:株式会社日立パワーソリューションズ
(3)発 電 出 力:1,200kW(600kW×2 基)
(4)運 転 開 始:2002年12月(2023年5月にFIT期間終了)
2.オフサイト型コーポレートPPAサービス等による電力供給イメージ
オフサイト型コーポレートPPAサービス
(東北ESCOが風力由来の電力を供給)
再エネ100%電力メニュー
(東北電力の「よりそう、再エネ電気」 により、水力由来の電力を供給※)
東北電力グループの水力発電所
東北6県+新潟県の 風力・水力由来の電力により JR東日本東北本部ビルで 再エネ100%を達成
※東北ESCOのオフサイト型コーポレートPPAサービスによる供給で、不足する電力を東北電力が「よりそう、再エネ電気」により供給する。