2 0 2 4 年 1 月 1 7 日
関西電力株式会社
美浜発電所3号機の原子炉起動および調整運転開始の予定について
美浜発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力82万6千キロワット、定格熱出力244万キロワット)は、2023年10月25日から第27回定期検査を実施しており、2024年1月18日に原子炉を起動し、翌19日に臨界に達する予定です。
その後は諸試験を行い、同年1月20日に定期検査の最終段階である調整運転を開始し、2月14日に総合負荷性能検査を行い、本格運転を再開する予定です。
以上
(添付資料)美浜発電所3号機 第27回定期検査の概要
美浜発電所3号機 第27回定期検査の概要
1.主要工事等
化学体積制御系統 抽出水オリフィス取替工事 (図-1参照)
余熱除去系統の信頼性向上の観点から、プラント起動時に化学体積制御系統を用いた1次冷却材系統の圧力調整が実施できるよう、当該系統の抽出水オリフィスを口径の大きいものに取り替えました。
2.設備の保全対策
2次系配管の点検等 (図-2参照)
当社の定めた「2次系配管肉厚の管理指針」に基づき、2次系配管753箇所 について超音波検査(肉厚測定)等を実施しました。その結果、必要最小厚さを下回っている箇所および次回定期検査までに必要最小厚さを下回る可能性があると評価された箇所はありませんでした。
また、過去の点検で減肉傾向が確認された部位12箇所、配管取替時の作業性を勘案した部位41箇所、今後の保守性を考慮した部位36箇所、合計89箇所を耐食性に優れたステンレス鋼または低合金鋼の配管に取り替えました。
3.蒸気発生器伝熱管の渦流探傷検査結果
蒸気発生器3台のうち、C-蒸気発生器伝熱管全数(3,382本)について渦流探傷検査を実施し、異常のないことを確認しました。
4.燃料集合体の取替え
燃料集合体全数157体のうち53体を取り替えました。そのうち、新燃料集合体は44体です。
燃料集合体の外観検査(81体)を実施し、異常のないことを確認しました。
5.次回定期検査の予定
2025年3月
以上
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2024/pdf/20240117_2j.pdf