本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。
2024.01.17
お客様のご要望に応じてフレキシブルな形状が可能
ウシオ電機株式会社(本社:東京都、代表取締役社長 内藤 宏治、以下 ウシオ)は、各種製造プロセスにおける接着・硬化・剥離用途向けに、4方向に連結可能なキューブ型の面照射UV-LED照射器「UniCube Mシリーズ」を2024年2月より販売開始しますので、お知らせいたします。
なお、本製品は、1月24日から26日まで東京ビッグサイトで開催される「オートモーティブ ワールド」にて実機を展示します(東1ホール E59-24)。
現在、半導体や電子部品、FPD製造などにおける接着・硬化・剥離プロセスは、主流であった加熱式またはUVランプによるUV照射方式から、SDGs及びカーボンニュートラルへの取り組みの一環としてUV-LEDによる方式に急速に置き換わり始めています。また、接着・硬化・剥離するワークの形状・サイズが多種多様であると同時に、硬化後の接着剤の収縮具合など高い品質も要求されるため、様々なサイズのワークにムラなく対応できる面光源が求められています。そこで現在、UV-LED照射器メーカーではお客様の要望に応じて都度カスタムでの対応を行っていますが、コストや納期、不具合時の復旧に時間がかかるなど、量産の製造プロセスで使用するには課題があります。
そこでウシオは、□96mmの照射器(1Cube)を標準品として用意し、お客様のご要望に合わせて前後左右4方向に連結させるセミカスタムオーダー方式の面照射UV-LED照射器「UniCube Mシリーズ」を開発しました。これにより、ワークに合わせて様々な形状でCubeを配置できるとともに、Cube単位での交換ができるため不具合時の早期復旧やメンテナンスが容易になります。また、ウシオ独自の光学・機構設計技術によりCube連結部分の照度の落ち込みを低減しているほか、連結サイズや形状に関わらず高照度・面均一度を実現。製造プロセスにおけるCoO低減に貢献します。
ウシオは今後もお客様のものづくりプロセスにおける課題解決を通じて、便利で快適な社会基盤づくりに「光」で貢献していきます。
■主な特長
・□96mmの照射器(1Cube)を4方向に連結
・ウシオ独自の光学・機構設計技術によりCube連結部分の照度の落ち込みを低減
・四角、ロの字、波長違い(365nmまたは405nm)のCubeの千鳥配置など、様々な形状で配置可能
・連結サイズ・形状に関わらず高照度・面均一度を実現
・Cubeごとに光の出力調整・設定が可能
・1Cubeから交換可能、メンテナンスの負担軽減
■外観写真
1Cube Cube連結時
■仕様
UniCube Mシリーズ(1Cube) | 波長365nmタイプ | 波長405nmタイプ | |
---|---|---|---|
冷却方式 | 強制空冷方式 | ||
窓サイズ (□mm) | 96 | ||
幅*1 (mm) | 116 | ||
長さ*1 (mm) | 116 | ||
高さ(mm) | 237.2 | ||
重量(kg) | 2.1 | ||
照度 typ.*2 at WD=20mm(mW/㎝2) | 500 | 1,000 | |
均一度 (within ±%) | 10 |
情報提供:JPubb