2024 年 1 月 11 日
株式会社 INPEX
オーストラリア イクシス LNG プロジェクト参加権益等の追加取得について株式会社INPEX(以下、当社)は、今般、東京ガス株式会社(以下、東京ガス)との間で、同社が豪州プロジェクト子会社を通じて保有するイクシスLNGプロジェクト等(以下、本プロジェクト)の参加権益等(1.575パーセント、*1)を取得することに関する契約を本日付で締結予定ですので、お知らせいたします。これにより、当社豪州プロジェクト子会社のイクシスLNGプロジェクトへの参加権益等の比率が66.245パーセントから67.82パーセントへ増加することになります。なお、本件は豪州政府規制当局の承認等を含む契約上の先行条件の充足が契約発効の条件となります。
(*1)本プロジェクトの参加権益等は以下を含む: 1.イクシスガス・コンデンセート田を含むWA-50-L鉱区およびWA-51-L鉱区権益 2.ガスパイプラインおよび下流液化施設等を保有し、液化・販売等を実施する下流事業会社であるイクシスLNG社の株式 3.WA-285-P鉱区(WA-50-L鉱区に隣接する探鉱エリア)権益
東京ガスは、2022年10月に、本プロジェクトの参加権益等(1.575パーセント)を保有する豪州プロジェクト子会社をMidOcean Energy Holdings Pty Ltd(以下、MidOcean)へ譲渡することを決定いたしました。同月、同社が、本プロジェクトの共同操業契約(JOA: Joint Operating Agreement)および株主間協定(SHA: Shareholders Agreement)の規定に従い、すべての本プロジェクト参加権益等保有者に対し同社豪州プロジェクト子会社の譲渡を通知したことを受け、当社が同契約・協定上の先買権(*2)を行使したことにより、当該権益等を追加で取得することとなりました。
(*2)先買権:参加権益等を保有する会社の譲渡があった場合、既存の参加権益等保有者が希望すれば、同等の条件で当該参加権益等を譲り受けることができる旨のJOAおよびSHA上の規定。
イクシスLNGプロジェクトは長期に安定した収益を確保できる優良プロジェクトであり、今回の参加権益等の追加取得は、2022年2月に公表した「長期戦略と中期経営計画(INPEX Vision @2022)」における目標・道筋に合致するとともに、日本およびアジアのエネルギー安全供給に資するものとなります。
当社は引き続き、プロジェクトパートナー、地域コミュニティの方々、豪州連邦政府、北部準州政府及び西豪州政府などの豪州関係者やプロジェクト関係者等のご理解とご協力を得ながら、安定操業を行ってまいります。
なお、本件による当社連結業績への影響は軽微です。
以上