令和5年 12月 20日
四 国 電 力 株 式 会 社
伊方発電所周辺地域を対象とした訪問対話活動の実施結果について
今年度の訪問対話活動は、4年ぶりとなる対面形式により実施しました。
活動では、当社社員が各世帯を訪問し、
・伊方発電所における安全文化醸成や技術力の維持・向上への取り組み
・使用済燃料乾式貯蔵施設設置工事、伊方発電所1,2号機の廃止措置作業および使用済樹脂貯蔵タンク増設計画の状況
などについてご説明するとともに、皆さまから原子力に関するご意見・ご質問をお伺いしました。
概要は、以下のとおりです。
1.実施状況
・期 間 令和5年9月28日(木)~ 11月21日(火)
[一時休止の期間を除き、実働35日間]
・訪問戸数 25,702戸(在宅率:約51%)
[伊方町・八幡浜市の全域および大洲市・西予市の一部(伊方発電所から20km圏内)]
(内訳)
・当社からの訪問者数 482人、延べ1,300人・日[従業員が2人1組で訪問]
2.実施結果
○ 当社訪問者の印象に基づく原子力発電へのお客さまの評価は、「一定の理解」が7割以上を占める結果となりました。一方、直近で対面形式による活動を実施した令和元年度の結果と比較すると、地域によって一部で違いはあるものの、「一定の理解」が減少し、「どちらでもない」が増加しました。[図1]
○ お客さまからのご意見を項目別に分類すると、原子力発電の安全性にご理解を示すものが最も多く、次いで原子力発電の必要性にご理解を示すものが続き、これらが全体の8割近くを占めました。この背景には、安全文化の醸成や技術力の維持・向上を図りながら、伊方3号機が安定的に運転を継続していることに加え、化石燃料価格が国際情勢等に大きく左右される中、原子力発電を再評価する動きがあるものと推測しています。一方で、安全性への不安や、万一の際の避難への不安を示すものも一定数ありました。このほか、当社の事業運営全般に関するご意見として、昨今の状況を踏まえ、電気料金の引き下げを求める声も目立ちました。 [図2]
○ 当社としては、今回の活動でいただいたご意見を真摯に受け止めながら、引き続き伊方発電所の更なる安全性向上を図ることはもとより、今後も発電所に関する情報を迅速かつ丁寧に分かりやすく発信していくことで、皆さまからご信頼いただける伊方発電所を目指してまいります。
このほか、伊方発電所で働く従業員が自らの言葉で自身の役割と安全への思いを語る動画「一人ひとりが、安全への 思いを胸に」を新たに制作し、9月28日から11月21日までの間、地域のケーブルテレビ3局(八西CATV、 ケーブルネットワーク西瀬戸、西予CATV)で放送しました。動画は、当社ホームページでも公開しています。
以上
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.yonden.co.jp/press/2023/__icsFiles/afieldfile/2023/12/20/pr007.pdf