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プレスリリース
2023年12月16日
東京ガス株式会社
東京ガスアメリカ社
東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)は、このたび、100%子会社の東京ガスアメリカ社(社長:犬飼 朗)が出資するTGナチュラル・リソーシズ社(以下「TGNR社」)を通じて、クオンタム・エナジーパートナーズ社が出資する、米国テキサス州・ルイジアナ州における天然ガス開発・生産事業会社 ロッククリフ・エナジー社の全株式を取得することを決定しました。なお、ロッククリフ・エナジー社の株式は、2023年12月29日*1にロッククリフ・インターミディエイト・ホールディングス社より、約2,700百万米ドル(約4,050億円)で取得完了予定です。
今回の株式取得により、TGNR社が保有する天然ガスおよび天然ガス液*2の生産量は、約330百万立方フィート/日(約9.3百万m3/日、天然ガス相当量*3)から約4倍の約1,300百万立方フィート/日(約37百万m3/日、天然ガス相当量)、保有エリアの面積は約1,540km2(東京都の約7割)となり、米国テキサス州・ルイジアナ州有数の事業規模となります。
今後、米国内でLNG輸出基地の新設が進むなど、天然ガス需要の増加が見込まれている中、東京ガスグループは、中期経営計画「Compass Transformation 23-25」において、北米でのシェールガス事業の拡大を掲げており、今回の株式取得により海外における収益基盤の構築を見込んでいます。
TGNR社およびロッククリフ・エナジー社保有資産地図
東京ガスは、2017年5月にTGNR社の前身であるキャッスルトン・リソーシズ社に出資、2020年8月に同社を子会社化しました。TGNR社が鉱区を保有するテキサス州・ルイジアナ州エリアは、今後の天然ガス需要増が期待される新設LNG輸出基地等に近接しており、新たな優良資産の取得を模索していました。このたび、TGNR社保有鉱区に隣接し、シナジー効果が高いロッククリフ・エナジー社を取得できたことを嬉しく思います。
このたび、ロッククリフ・エナジー社株式取得を通じて優良資産を取得できたことを大変嬉しく思います。今後も全米有数の天然ガス開発・生産事業会社として、シェール開発におけるメタンエミッション対策の推進等、環境へ配慮を払いながら、低炭素に資する天然ガス生産に注力し、東京ガスグループの収益拡大に貢献してまいります。
東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass 2030」において、海外における利益を3倍規模へ拡大することを掲げています。今後も北米を含む海外における安定した収益基盤の構築に向け、海外投資を継続してまいります。
*1:
現地時間
*2:
天然ガスから分離・回収したコンデンセートなどの液体炭化水素
*3:
天然ガス液の生産量を天然ガス相当量に換算し、天然ガス生産量と合算
設立年月 | 2015年10月 |
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本社所在地 | 米国テキサス州ヒューストン |
社長 | アラン・スミス |
資本構成 | ロッククリフ・インターミディエイト・ホールディングス社(100%) |
事業概要 | テキサス州およびルイジアナ州におけるヘインズビル層他の天然ガス開発・生産事業 |
鉱区面積 | 約810km2(約200,000エーカー、東京都の約4割) |
生産量 | 約950百万立方フィート/日(27百万m3/日、天然ガス相当量) |
設立年月 | 2017年4月 |
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本社所在地 | 米国テキサス州ヒューストン |
社長 | クレイグ・ジャーチョウ |
資本構成 | TGイースト・テキサス・リソーシズ社(東京ガスアメリカ社の100%子会社):約93% CCI USアセット・ホールディングス社(CCIの100%子会社):約7% |
事業概要 | テキサス州およびルイジアナ州におけるヘインズビル層・コットンバレー層他の天然ガス開発・生産事業 |
鉱区面積 | 約1,540km2(約380,000エーカー、東京都の約7割) |
生産量 | 約1,300百万立方フィート/日(37百万m3/日、天然ガス相当量) |
設立年月 | 2013年2月 |
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本社所在地 | 米国テキサス州ヒューストン |
社長 | 犬飼 朗 |
資本構成 | 東京ガス 100% |
事業内容 | 北米事業への投資および運営管理 |
以上
情報提供:JPubb