本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。
2023/12/04
丸紅株式会社
丸紅が32.5% 出資し、インドネシア共和国(以下、「インドネシア」)にてチレボン1石炭火力発電所(以下、「チレボン1」)を運営するPT. Cirebon Electric Powerは、アジア開発銀行(Asian Development Bank:以下、「ADB」)、インドネシア投資公社、ならびにインドネシア国有電力公社と、ADBが主導するエネルギー・トランジション・メカニズム(以下、「ETM」)活用に基づくチレボン1の事業期間短縮に向けた相互協力に関するFramework Agreement(以下、「本Agreement」)を2023年12月3日に締結しました。本Agreementは、昨年11月14日に締結した覚書※を踏まえ、事業期間の短縮方法に関する枠組みに合意し、2024年上半期のETM活用に向けて今後の協議方針を確認するものです。
アラブ首長国連邦・ドバイにて開催されている、国連気候変動枠組条約第28 回締約国会議(COP28)の関連イベントとして本Agreementの締結式典が開かれ、ETMを活用したチレボン1の事業期間短縮、および温室効果ガス排出量削減の実現に向けた協議を進めていくことを確認しました。
ETMはADBが主導する、石炭火力発電からクリーンなエネルギーへの移行支援を実現する画期的なファイナンス手法であり、日本政府も無償資金の提供を表明しています。今後4社で融資条件や代替電源の手配を含めた事業期間短縮による影響緩和策等、諸条件に合意できた場合、チレボン1はETMを採用した石炭火力発電所の事業期間短縮を図る第一号案件となる見込みです。
丸紅は、既存石炭火力発電所における脱・減炭素の推進を通じて、グリーン化を推進すると共に、インドネシアの脱炭素化に寄与していきます。
※2022年11月14日 プレスリリース
「インドネシアにおける石炭火力発電所の温室効果ガス削減に向けた取り組みについて
~エネルギー・トランジション・メカニズム活用に基づく事業期間短縮の検討~」
https://www.marubeni.com/jp/news/2022/release/00089.html
<チレボン1石炭火力発電所概要>
所在地 | :インドネシア共和国、ジャワ島西部チレボン地区(ジャカルタ東方約250km) |
発電容量 | :660MW(net) |
商業運転開始 | :2012年7月 |
売電先 | :PT. PLN (Persero) |
売電期間 | :30年間 |
以 上
情報提供:JPubb