2 023年11月30日
関西電力株式会社
高浜発電所3号機の運転上の制限からの逸脱に係る改善措置活動の報告について当社は本日、高浜発電所3号機の運転上の制限※1からの逸脱(以下、LCO逸脱)に係る改善措置活動について、原子力規制委員会へ報告しました。
高浜発電所3号機は、2022年7月から2023年6月の1年間で、重大事故等対処設備のLCO逸脱が4件発生しました。このため、2023年8月9日に原子力規制検査の安全実績指標が「白」と分類※2されることを原子力規制委員会へ報告しました。
これを受け、同年8月23日に原子力規制委員会から、追加検査の実施および改善措置活動の計画等の報告を求める通知を受領しました。
当社は、当該4件のLCO逸脱事象および高浜発電所で発生した他のLCO逸脱事象等に係る根本的な原因等を特定し、改善措置活動の計画を定めました。
当社は、原子力発電所の安全性・信頼性の向上に向け、改善措置活動の計画を着実に進めるとともに、追加検査等に真摯に対応してまいります。
※1:運転上の制限とは、安全機能を確保するために必要な機器(ポンプ等)の台数や、原子炉の状態毎に遵守すべき温度や圧力の制限を定めているもの。一時的にこれを満足しない状態が発生すると、運転上の制限からの逸脱を宣言し、予め定められた時間内に措置を行うことが必要。
※2:安全実績指標は、原子力施設の安全確保に対する劣化程度に応じて、重要度の高い順に「赤」「黄」「白」「緑」に分類される。「白」は、安全確保の機能または性能への影響があり、安全裕度の低下は極めて小さいものの、規制関与の下で改善を図るべき水準。
以上
添付資料:高浜発電所3号機 運転上の制限からの逸脱に係る改善措置活動の報告概要
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2023/pdf/20231130_1j.pdf