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ページID:0492898掲載日:2023年11月27日更新印刷ページ表示
急速な高齢化や環境問題など様々な地域課題の解決を図るため、県内の市町村においては、スマートシティ※1の実現がこれからのまちづくりの重要なテーマとなっています。
そこで、愛知県では、こうしたスマートシティの取組を広げていくため、県内市町村を対象に、ICT等の先端技術を持つ民間事業者等の方と連携することを条件※2として、スマートシティの取組のモデルとなる事業を公募し、刈谷市、日進市、幸田町(2023年5月23日発表済み。)、岡崎市、春日井市、蒲郡市、大府市(2023年8月7日発表済み。)の7市町を選定しました。
この度、大府市において、「おぶちゃん連絡帳(電子@連絡帳)※3を活用した市民の健康長寿への取組み」をテーマとする実証事業を開始しますので、お知らせします。
※1 スマートシティとは
ICT等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)の高度化により、都市や地域の抱える諸課題の解決を行い、また新たな価値を創造し続ける、持続可能な都市や地域のこと。
※2 公募の条件
提案市町村を代表者とし、民間事業者や研究機関等からなるコンソーシアムを組成する。コンソーシアムには代表者とは別の市町村も参加可能。
※3 おぶちゃん連絡帳(電子@連絡帳)
大府市内在宅療養者を支援するため、医療・介護などの在宅療養に関わる情報を専門職間でネットワークを構築し、連携を図る情報共有のためのツールのこと。
おぶちゃん連絡帳(電子@連絡帳)を活用した市民の健康長寿への取組み
~市民と医療介護専門職間の「骨折・二次性骨折予防」情報連携~
運動機能の低下による骨折や、一度骨折された方の二次性骨折により、要介護・要支援認定を受ける高齢者の数が増加傾向にあります。そのため、おぶちゃん連絡帳により、急性期病院(国立長寿医療研究センター)と地域の医療介護専門職が患者の退院情報・治療経過の情報を共有し、市民の継続的な骨折予防につなげます。
また、おぶちゃん連絡帳の「ここのーと※4」機能を活用することで、患者本人や家族が生活環境の情報を医療介護専門職に提供することができるため、切れ目のないケアを提供し、二次性骨折予防(FLS※5)に取り組みます。
※4 ここのーと
おぶちゃん連絡帳に患者本人、家族が参加することができる内部機能のこと。患者の在宅生活の状況を本人や家族がメッセージ・写真・動画を用いて専門職と情報の共有をすることで、患者の不安を軽減するとともに、他職種での連携の円滑化を図ることができる。
※5 二次性骨折予防(FLS)
医療介護の専門職の連携により、脆弱性骨折患者に対する骨粗鬆症治療開始率及び治療継続率を上げるとともに、リハビリテーションの視点から転倒予防の実践により二次骨折を防ぐ取組。
【事業イメージ】
【ここのーと連携イメージ】
2024年3月22日(金曜日)まで
運動機能の低下・加齢による筋肉量が低下している高齢者のうち、国立長寿医療研究センターで大腿骨近位部骨折の治療を受け、退院した患者の約50人
大府市スマートシティ推進協議会
構成団体:大府市、国立長寿医療研究センター(大府市)、株式会社インターネットイニシアティブ(東京都千代田区)
愛知県 政策企画局 企画調整部 企画課 企画第三グループ
担当:本夛、山田
ダイヤルイン 052-954-6472
大府市役所 高齢障がい支援課
担当:太田
ダイヤルイン 0562-45-6289
スマートシティの取組のモデルとなるような事業を県が提案市町村に委託して実施し、成果報告会等の開催により、その成果を県全体に横展開する(2022年度より実施)。
市町村(代表者)と民間企業等とのコンソーシアム
公募により予算の範囲内で選定(外部有識者を含めた選定委員会を開催)
愛知県政策企画局企画調整部企画課
企画第三グループ
担当:本夛、山田
ダイヤルイン:052-954-6472
メール:kikaku@pref.aichi.lg.jp
情報提供:JPubb