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プレスリリース
2023年11月27日
独立行政法人水資源機構 関西・吉野川支社
中部電力株式会社
独立行政法人水資源機構と中部電力株式会社は、令和5年の洪水期(注1)から、水資源機構が管理する青蓮寺ダム及び比奈知ダムにおいて、発電に資する水位運用高度化操作(注2)(既存ダムを活用した増電の試行)に取り組んでいます。
令和5年8月16日~10月15日の期間においてこの取組を実施したことにより、通常のダム運用と比較して、青蓮寺水力発電所は約140MWh、比奈知水力発電所は約27MWhの増電ができました。
これは、約640戸の家庭が1ヵ月に消費する電力量(注3)に相当します。
両者は、限りある水資源を有効活用することで脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
(注1)梅雨や台風の時期など、降水量が多く洪水が起こりやすい期間をいい、青蓮寺ダム・比奈知ダムでは6月16日から10月15日までとなります。
(注2)洪水調節を行った後や洪水に至らない出水時に、最新の気象予測技術を活用し、洪水対応及び利水に支障のない範囲で一時的に流水を貯留し、隣接する中部電力の青蓮寺水力発電所及び比奈知水力発電所で有効に発電しながら放流する試行取組。
(注3)一般家庭の1ヵ月の消費電力量を260kWhとして試算したもの。
以上
情報提供:JPubb