2023年11月13日
株式会社 大 林 組
ニュージーランドの再生可能エネルギー発電事業者
「Eastland Generation 社」の株式取得等について 当社は、ニュージーランドにおいて再生可能エネルギー発電事業を行う Eastland Generation 社(以下、「EG社」)株式 50%を取得し、同社を関連会社化することとしました。また、EG社の株式取得を目的に、現地法人 Obayashi Clean Energy New Zealand Limited(以下、「OCENZ社」)を当社全額出資により設立することとしました。当該現地法人は当社の特定子会社に該当することとなりますので、あわせて下記のとおりお知らせいたします。
記
1 株式取得の理由
当社グループは社会課題である「カーボンニュートラルの実現」に向けた取り組みを進めており、国内外において再生可能エネルギー事業に取り組んでおります。国内においては、太陽光、風力(陸上・洋上)、バイオマス、地熱発電の開発・運営に携わっており、再生可能エネルギーに関する様々なニーズに対応できるノウハウや知見を蓄積してきております。海外においても、再生可能エネルギー先進国であるニュージーランドにおいて、現地企業と合弁会社を設立して地熱電力を利用したCO2フリー水素(グリーン水素)製造プラントの建設を行い、2021 年より同プラントで製造したグリーン水素の試験販売を開始するなど、同国におけるグリーン水素のバリューチェーン構築に取り組んでおります。
今般、当社が株式を取得するEG社は、ニュージーランドにおいて地熱、水力等の再生可能エネルギ―発電所(総発電規模 63MW)の開発・運営を行っております。2030 年までに再生可能エネルギー利用割合を100%に引き上げる同国政府方針により、同国内の再生可能エネルギーの需要拡大が見込まれていることから、EG社は開発許可取得済みの発電所案件(総発電規模 54MW超)等の開発を進め、再生可能エネルギー発電量を 2027 年までに 100MW超に拡大する方針を掲げております。
当社グループが日本国内及びニュージーランドで培ったノウハウやネットワークをEG社と共有することで、EG社が展開する再生可能エネルギー発電事業の更なる成長につなげることが可能になります。また、当社がニュージーランドにおいて計画しているグリーン水素製造に必要な再生可能エネルギー確保に向け、EG社と協働してまいります。
当社グループは、引き続き、再生可能エネルギー事業を推進していくことで、収益力の強化につなげるとともに、カーボンニュートラル実現に貢献してまいります。
なお、EG社の株式は、当社全額出資により設立する現地法人OCENZ社を介して取得予定であり、当社からOCENZ社に対する出資の総額は、当社の資本金の額の 100 分の 10 以上に相当するため、当該現地法人は特定子会社に該当することになります。
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.obayashi.co.jp/ir/upload/img/news20231113_2_01.pdf