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2023-11-09 15:00:00 更新

高浜発電所3号機の定期検査状況について(蒸気発生器伝熱管損傷の原因と対策)

2 0 2 3 年 1 1 月 9 日


関西電力株式会社


高浜発電所3号機の定期検査状況について
(蒸気発生器伝熱管損傷の原因と対策)


高浜発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力87.0万キロワット、定格熱出力266万キロワット)は、2023年9月18日から実施している第26回定期検査において、3台(A、B、C)ある蒸気発生器(以下、SG)の伝熱管全数※1について渦流探傷検査(以下、ECT)※2を実施しました。


その結果、A-SGの伝熱管1本の高温側第2管支持板部付近に外面(2次側)からの減肉とみられる有意な信号指示※3が認められました。また、C-SGの伝熱管1本の高温側管板上部に内面(1次側)からの割れとみられる有意な信号指示が認められました。


※1 過去に有意な信号指示が認められ、施栓した管等を除き、A-SGで3,269本、B-SGで3,246本、C-SGで3,261本、合計9,776本。
※2 高周波電流を流したコイルを伝熱管に接近させることで対象物に渦電流を発生させ、対象物のきず等により生じた渦電流の変化を電気信号として取り出し、きず等を検出する検査であり、伝熱管の内外面の両方を検査している。
※3 割れを示す信号や20%以上の減肉を示す信号の指示。


(2023年10月17日お知らせ済み)


当社は、これまでの調査結果や原因と対策を取りまとめ、本日、原子力規制委員会に原子炉施設故障等報告書を提出しました。 今後、原子力規制委員会が当該報告書の確認を行うことから、当社は、真摯に対応してまいります。


1.外面からの信号指示が認められた伝熱管の調査


伝熱管の外面減肉については、2018年以降の高浜発電所3号機および4号機の定期検査(3号機:第23回~第25回、4号機:第22回~第24回)において、これまで計27本確認しており、直近の事例 (3号機:第25回、4号機:第23回・第24回)では、原因はスケール※4による摩耗減肉と推定しています。このことから、信号指示が認められた箇所について、小型カメラを用いた外観観察等を実施しました。


※4 2次冷却水に含まれる鉄分が、SG器内に流れ集まって伝熱管に付着したもの。


公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2023/pdf/20231109_1j.pdf


情報提供:JPubb

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