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令和5年11月6日
国土交通省及び経済産業省は、内航海運の省エネルギー化を推進するための船型開発支援の1次公募及び革新的なハード技術及びソフト技術を組み合わせた船舶の建造・実証支援の3次公募を実施し、計4件の事業を採択しました。 |
事業者名 | 東海運株式会社・株式会社三浦造船所・一般財団法人日本造船技術センター |
事業名称 | 標準的省エネルギー船舶開発調査事業 【総トン数5,400トン5,000トン積み石炭灰運搬船】 |
事業概要 | 石炭灰運搬船(総トン数5,400トン)を対象に、 ・スーパーベクツイン舵※1を装備した省エネルギー船型の開発 ・日本沿海域の気象・海象情報を高精度に予測可能な最適航路選定支援システムを用いた運航効率の改善 等に取り組むことにより、当該船種における連携型省エネ船の開発に取り組む。 ※1 推進プロペラ1基に舵2枚で構成され、船舶が低速で航行しても優れた操縦性能を有する舵 |
<新規採択事業[2]>
事業者名 | 川崎重工業株式会社 |
事業名称 | 船体形状改善及び電気推進化等による199t型3600PSタグボート船型開発 |
事業概要 | 199t型3600PSタグボートを対象に、 ・船体抵抗を低減するための船首形状等の改良による省エネルギー船型の開発 ・推進需要や船内電力需要に適したエネルギー源を選択し運用する電気推進システムの開発 等に取り組むことにより、タグボートにおける省エネルギー化の推進に取り組む。 |
建造・実証支援の新規採択事業一覧(3次公募結果)
<新規採択事業[3]>
事業者名 | 東海運株式会社・富士海運株式会社 |
事業名称 | 7,000トン積みセメント運搬船における推進機関の効率改善と各種省エネ装置及びモニタリングシステムによる省エネ実証事業 |
事業概要 | 7,000トン積みセメント運搬船を対象に、 ・喫水が大きく異なる積載時と空船時の両方において造波抵抗を減少させることを可能とする垂直型船首形状 ・早閉じミラーサイクルによる低速4サイクル電子制御機関 ・新型高効率可変ピッチプロペラ(SGKプロペラ) ・最適な航海計画の策定及び自動船速制御を可能とするポラリスNavigation及びハナシス5EX 等を導入することにより、省エネ運航を実現する。 |
事業者名 | 和幸船舶株式会社・丸三海運株式会社 |
事業名称 | バッテリー併用超低抵抗省エネシステムを考慮した高効率推進装置装着実証事業 |
事業概要 | 499GTコンテナ船を対象に、 ・高度空気潤滑システムとこれに合わせて最適化された船尾推進器 ・陸上電力供給とその供給電力等を活用しつつ船内電力のマネジメントが可能なコンテナ型バッテリーシステム ・船速ベースでの運航管理を実現する船内監視・陸上サポートシステム 等を導入することにより、非化石転換にも取り組みつつ省エネ運航を実現する。 |
※ 掲載順は、事業者名の五十音順になります。
【報道発表資料】省エネ内航船の船型開発及び建造・実証を支援します~公募結果のお知らせ~(PDF形式)
【内航船の革新的運航効率化実証事業】(PDF形式)
情報提供:JPubb