2023年11月2日
関西電力株式会社
高浜発電所1号機の高経年化対策に係る原子炉施設保安規定の変更認可申請について当社は、原子炉等規制法に基づき、2024年11月14日に運転開始から50年を迎える高浜発電所1号機について、高経年化技術評価を実施するとともに長期施設管理方針を策定※し、本日、高経年化対策に係る原子炉施設保安規定変更認可申請を原子力規制委員会へ行いました。
今回実施した高経年化技術評価の結果、安全上重要な機器・構造物等は、現在行っている保全活動に加えて、一部の機器・構造物に対して追加すべき保全策を長期施設管理方針として実施していくことで、運転開始から50年以降においてもプラントを健全に維持できることを確認しました。当社は、今後とも国内外の最新知見を積極的に取り込み、原子力発電所の安全性・信頼性の向上に努めてまいります。
※「実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則」に基づき、高浜1号機が原子炉の運転を開始した日(1974年11月14日)以降50年を経過する日までに、原子炉施設の安全を確保する上で重要な機器および構造物等について、高経年化技術評価(経年劣化に関する技術的な評価)を実施する必要がある。この評価結果を踏まえ、50年を超える10年間(認可を受けた延長する期間が満了する日までの期間)に実施すべき原子炉施設についての施設管理に関する方針(長期施設管理方針)を策定し、保安規定に反映することが義務付けられている。
また、申請時期については、「実用発電用原子炉施設における高経年化対策実施ガイド」の中で、運転開始後48年9ヶ月を経過する日から3ヶ月以内に保安規定の変更認可申請をすることが定められている。
以 上
添付資料1:高浜発電所1号機 高経年化技術評価と長期施設管理方針の概要
添付資料2:高浜発電所1号機 主な高経年化技術評価の結果と追加すべき保全策(長期施設管理方針)
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2023/pdf/20231102_1j.pdf