2023 年 10 月 31 日
株式会社タケエイ
株式会社津軽バイオマスエナジーの社有林にて第 1 回植樹祭を開催いたしました当社子会社の株式会社津軽バイオマスエナジー(青森県平川市、以下「津軽 BE」)は、2017 年に取得した平川市内の社有林において、再造林の促進等を目的とした植林活動を推進するべく、10 月 27 日に第1回植樹祭を開催いたしました。
津軽 BE では、平川市近隣に約 110ha の社有林を持ち、策定した森林経営計画に基づいて伐採及び林地残材の燃料化、地拵え※1、植林のサイクルを確立し、山林の再生と資源循環に貢献することを目指しております。また、今後も山林の取得を進め、弘前地方森林組合のお力添えをいただきながら管理を推進していく計画です。
森林資源を守り、持続的に活用していくためには、樹木を伐採した跡地に植栽し、適切に管理することが大切です。しかしながら、木材価格の低迷や造林費用の負担、林業就業者の高齢化といった要因により、再造林はあまり進んでいないのが現状です。
第 1 回植樹祭においては、約 15ha の区域に、カラマツの苗を約 3 万本植えました。植えた苗は約 30 年かけて成長していく過程で二酸化炭素の吸収量が増えていき、吸収が減退する約 40 年後には伐採適齢期を迎えます。適切な間隔を空けて植え、下刈り※2、間伐などを行うことで、健全なカラマツが育ち、カーボンニュートラルに貢献します。また、しっかりと根を張ることで、集中豪雨などでも崩壊しない強固な地盤が形成されます。なお、カラマツを植えるための地拵えにて発生した林地残材や、今後の成長過程にて生じる間伐材も未利用材として、津軽 BE にて木質バイオマス発電燃料として活用予定です。
植樹祭当日は爽やかな秋晴れの下、青森県森林組合連合会、弘前地方森林組合、中南地域県民局林業振興課、平川市農林課、有限会社白川林産、株式会社 MG・ジャパン、古里稲畑フォレスト株式会社の皆様にご来臨を賜り、記念植樹も行いました。
津軽 BE は TRE ホールディングスグループの一員として、木質バイオマス発電事業と山林経営による再生可能エネルギー供給を確立することにより、高度循環型社会並びに脱炭素社会へ貢献してまいります。
※1 地拵えじ ご し ら え
人工造林の準備作業として、苗木植付のために伐採跡地の残材・枝等を整理すること
※2 下刈り
植栽木に日光が当たるよう、雑草木等を刈り払うこと
いずれも出典は林野庁
以上