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印刷用ページを表示する掲載日2023年10月26日
木質バイオマスの熱利用や発電に国内産の材を活用することが注目されているなか、木を切り出す人手不足や、各地域で熱利用や発電を行う需要先が限られることにより、地域資源である木質バイオマスをエネルギーとして活用することが県民生活やまちづくりに波及していかない実情が問題であります。
木質バイオマス、特に間伐材など地域の未利用資源をエネルギーとして利用することで、資源の収集や運搬、バイオマスエネルギー供給施設や利用施設の管理・運営など、新しい産業と雇用が創られ、山村地域の活性化にも貢献できる『継続的な利活用の仕組み』の構築を目指します。
本業務では「県民の理解を高める啓発活動」、「県民、産業、行政間の意見交換の場の提供」などにより、広く意識や行動に変化を与えるための働きかけを行います。
※バイオマスの定義
バイオマスとは、生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」です。
太陽エネルギーを使って水と二酸化炭素から生物が光合成によって生成した有機物であり、私たちのライフサイクルの中で生命と太陽エネルギーがある限り持続的に再生可能な資源です。石油等化石資源は、地下から採掘すれば枯渇しますが、植物は太陽と水と二酸化炭素があれば、持続的にバイオマスを生み出すことができます。
今年度は、環境問題、里山の保全活動に関心のある学生に対して、地域で活動されている方の講義や現地実習等を通して、木質バイオマス知識の習得や活動意欲向上を目指す研修として『リモート学習会』、『環境学習』 を実施します。
また、幅広く様々な主体に対して、意識醸成を図ることを目的としたイベントを実施します。
内容は、木質バイオマスの優良事例を紹介しつつ、「県民,産業,行政間の意見交換の場」の機会を設けます。
◇リモート学習会
【実施概要】
日 時:第一回 10月6日(金)15時30分~16時15分、第二回 10月13日(金)15時30分~16時15分
形 式:リモート
対象者:大学生、高校生、自治体職員(定員の制限は無し)
内 容
(第一回)
講義1:「林業とは何をする仕事」(講師:小串サスティナブル研究会・坂部廣和氏)
講義2:「持続可能な森づくりと地域経済(講師: 西中国山地自然史研究会・河野弥生氏)
(第二回)
講義1:「地域経済循環分析」(講師:ひろぎんエリアデザイン(株)・ 遠山文雄氏)
講義2:「持続可能な森づくりと木質バイオマスの利用」(講師:小串サスティナブル研究会・坂部廣和氏)
詳細は以下のリンク先から動画をご覧ください。
第一回(10月6日(金)実施)
https://youtu.be/g6pBnOUC1V4
第二回(10月13日(金)実施)
https://youtu.be/Nmx7CKK9rlc
(※実施報告は随時更新していきます。)
平成28年度から事業を開始し、10地域で、木質バイオマスの利用団体を10団体を設立、支援することを目標としました。令和3年度までに12団体の設立を支援しました。
令和元年度:勉強会、伐採・搬出講習,7地域を支援
令和2年度:勉強会、技術講習会を開催。6地域を支援
令和3年度:Web講義(新型コロナウイルスのため)
令和4年度:環境学習・全体交流研修会
過去の取組は以下のこのページに関する情報ご覧ください。
環境政策課
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環境活動推進グループ
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