2 023年10月23日
関西電力株式会社
大飯発電所4号機の原子炉起動予定および調整運転の開始予定について
大飯発電所4号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力118万キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)は、2023年8月31日から第19回定期検査を実施しており、2023年10月25日に原子炉を起動し、翌26日に臨界に達する予定です。
その後は、諸試験を実施し、10月27日に定期検査の最終段階である調整運転を開始する予定であり、11月21日には総合負荷性能検査を実施し、本格運転を再開する予定です。
以上
(添付資料)大飯発電所4号機 第19回定期検査の概要
大飯発電所4号機 第19回定期検査の概要
1.主要工事等
高感度型主蒸気管モニタ他取替工事 (図-1参照) 電子部品の製造中止等に伴う保守性向上の観点から、放射線管理施設プロセス モニタリング設備のうち高感度型主蒸気管モニタ(4台)および同モニタに繋が る放射線監視装置信号処理盤(1面)を取り替えました。
2.設備の保全対策
2次系配管の点検等 (図-2参照)
当社の定めた「2次系配管肉厚の管理指針」に基づき、2次系配管924箇所について超音波検査(肉厚測定)を実施しました。その結果、必要最小厚さを下回っている箇所および次回定期検査までに必要最小厚さを下回る可能性があると評価された箇所はありませんでした。 また、過去の点検で減肉傾向が確認された部位5箇所、配管取替時の作業性を勘案した部位3箇所、合計8箇所を耐食性に優れたステンレス鋼の配管に取り替えました。
3.蒸気発生器伝熱管の渦流探傷検査結果
蒸気発生器4台のうち、AおよびC-蒸気発生器伝熱管全数(3,382本×2台、計6,764本)について渦流探傷検査を実施し、異常のないことを確認しました。
4.燃料集合体の取替え
燃料集合体全数193体のうち77体(うち、56体は新燃料集合体)を取り替えました。
燃料集合体の外観検査(15体)を実施し、異常のないことを確認しました。
5.次回定期検査の予定
2024年12月
以上
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2023/pdf/20231023_2j.pdf