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2023年10月20日
三菱商事株式会社
株式会社 INPEX
JX ⽯油開発株式会社
三井物産株式会社
エルエヌジージャパン株式会社
住友商事株式会社
双⽇株式会社
独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構
タングーLNGプロジェクトに携わる企業連合は、オペレーターであるbpと推進するインドネシア西パプア州のタングーLNG拡張プロジェクト(以下、「本プロジェクト」)において、このたび、増設した第三系列液化設備からのLNG生産を開始し最初のLNGカーゴを出荷しましたのでお知らせします。
第三系列液化設備の増設により、年間380万トンのLNG生産能力が既存の2系列(生産能力:年間760万トン)に新たに加わり、タングーLNGプロジェクトにおけるLNGの生産能力は合計で年間1,140万トンに増加します。本プロジェクトは2016年の最終投資決定の後、最大時に1万3千5百人以上を動員し、約6年半を経て操業開始に至りました。
本プロジェクトにて生産されるLNGのうち、最大で年間約280万トンは2014年に締結済のインドネシアの国営電力会社であるPT. PLN社との長期売買契約に、最大で年間約100万トンは2013年に締結済の関西電力株式会社との長期売買契約にそれぞれ充てられます。本プロジェクトは今後も増加が予想されるインドネシアのエネルギー需要を支えるだけでなく、日本のエネルギーの安定供給にも貢献していきます。
また、タングーLNGプロジェクトに携わる企業連合は現在、天然ガス田でのCCUS(注)事業を含む追加開発を検討しており、今後LNG生産におけるCO2排出削減にも取り組んでいきます。
(注)Carbon Capture, Utilization and Storageの略。排出されるCO2の回収、利用、貯留による温室効果ガス排出量の削減を図る技術。
参考情報:
タングーLNG基地はインドネシア西パプア州にあるビントゥニ湾に所在し、bpをオペレーターとするコンソーシアムが、SKK Migas(インドネシア石油ガス上流事業監督執行機関)との契約に基づきその操業を請け負っています。
プロジェクトの権益構成は、bp 40.22%、MI Berau 16.3%(三菱商事株式会社、株式会社 INPEX)、中国海洋石油総公司(CNOOC)13.9%、日石ベラウ石油開発 12.23%(JX石油開発株式会社、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)、ケージーベラウ石油開発 8.56%(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構、三井物産株式会社、JX石油開発株式会社、三菱商事株式会社、株式会社 INPEX)、 Indonesia Natural Gas Resources Muturi Inc.7.35%(エルエヌジージャパン株式会社(住友商事株式会社と双日株式会社の折半出資会社))、ケージーウィリアガール石油開発 1.44%(三井物産株式会社)となっております。
<プロジェクト概観>
<案件地図>
住友商事のマテリアリティ(重要課題)
住友商事グループは『社会とともに持続的に成長するための6つのマテリアリティ(重要課題)』を、事業戦略の策定や個々のビジネスの意思決定プロセスにおける重要な要素と位置付け、事業活動を通じて課題を解決することで持続的な成長を図っていきます。本事業は、特に以下のマテリアリティに資する事業です。
地球環境との共生
循環型社会の形成と気候変動の緩和を目指し、資源の有効利用や再生可能エネルギーの安定供給に向けた仕組みづくりに取り組むことで、地球環境と共生した成長を実現します。
地域と産業の発展への貢献
さまざまな国や地域の人々のニーズに応えてモノやサービスを安定的に調達・供給し、産業のプラットフォームづくりに貢献することで、地域社会とともに成長・発展する好循環を生み出します。
快適で心躍る暮らしの基盤づくり
毎日の生活に必要なモノやサービスを提供してより便利で快適な暮らしを実現するとともに、質の高い暮らしへのニーズにも応えていくことで、全ての人々の心と体の健康を支えます。
多様なアクセスの構築
人・モノが安全かつ効率的に行き交うモビリティを高め、情報・資金をつなぐネットワークを拡大することで、多様なアクセスを構築し、新たな価値が生まれる可能性を広げます。
人材育成とダイバーシティの推進
多様なバックグラウンドを有する人材が、各々のフィールドで能力を最大限に発揮して、新たな価値や革新を生み出せるように、最重要の経営リソースである人材の育成・活躍推進に取り組みます。
ガバナンスの充実
透明性を確保しつつ、持続的な成長に向けた戦略の立案・実行およびその適切な監督を充実させることで、経営の効率性を向上し、健全性を維持します。
情報提供:JPubb