【株式会社ミライト・ワン】
水素燃料電池発電所を福島県南相馬市において運用開始
~定置式FC発電機を活用した自家発電設備でオフィスや店舗のカーボンニュートラルの実現に貢献~株式会社TTKが属するミライト・ワン グループの株式会社ミライト・ワン(本社:東京都江東区、代表取締役社長:中山俊樹、以下ミライト・ワン)は、カーボンニュートラル社会の実現に向け、2022 年 7 月から、福島県とトヨタ自動車株式会社による「水素を活用した未来のまちづくり」の社会実装に参画し、定置式FC発電機※を設置した水素燃料電池発電所の構築を進めてきました。今般、同設備が完成し、9 月 27 日より、定置式FC発電機と太陽光発電、蓄電池による、オフィス・店舗のCO2削減、BCP対策(災害時の電源活用)を目指した実証設備の稼働を開始します。
ミライト・ワンでは、これまでカーボンニュートラル社会の実現に向けて、積極的に全国で太陽光発電関連設備の構築・運用を進め、災害に強い街づくりに貢献するソリューションの実装を進めてきました。今回は、ミライト・ワン グループである株式会社TTK(本社:宮城県仙台市若林区、代表取締役社長:五十嵐克彦)の鹿島営業所内(住所:福島県南相馬市鹿島区角川原字前川原)に、定置式FC発電機(50kW)を設置し、太陽光発電、蓄電池と組み合わせて、事業所のCO2削減とBCP対策の両立を目指した、最適な電力需給運用に関する検証を行います。
今回の実証において、大容量貯蔵・長期保存が可能な水素をBCP対策に活用することで、太陽光発電の余剰電力を最大限に蓄えるよう蓄電池のパフォーマンスを引き出します。また、通常時の水素利用も進め、季節性の冷暖房需要で電力使用量がピークになった際に、電力の負荷追従に強い 50kW 定置式FC発電機による発電と、今回開発した水素燃料電池制御管理システムによる制御で、素早く電力のピークカットに対応します。本設備では、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)で製造された水素を一部活用し、太陽光発電とクリーンな水素で、CO2削減、エネルギーの地産地消を推進します。
今後は、本フィールドにEV充電設備の設置を予定しており、定置式FC発電機による電力でEV充電を実現させることで、災害時のEVへの給電、通常時の水素利用の用途拡大に取り組みます。
ミライト・ワン グループでは、本実証によるノウハウを活用して、福島県内におけるオフィスや店舗での水素を活用したカーボンニュートラルの実現に貢献します。また、定置式FC発電機の設置・利用に関するノウハウを蓄積し、再生可能エネルギーの導入拡大に向けて、太陽光、蓄電池、水素、EV充電を組み合わせた社会実装モデルを提案し、脱炭素社会の実現に貢献します。
※FC発電機は、燃料電池(Fuel Cell)発電機
<株式会社ミライト・ワンとは>
株式会社ミライト・ワンは、株式会社ミライト・ホールディングスおよび、株式会社ミライト、株式会社ミライト・テクノロジーズの 3 社統合により、2022 年 7 月 1 日に発足しました。ミライト・ワンでは、"技術と挑戦で「ワクワクするみらい」を共創する"ことを パーパス(存在意義)に掲げ、これまで情報通信設備建設や総合設備事業で培った技術力を基盤に、街づくり・里づくりや企業DX・GX、グリーンビジネスやグローバル事業などに邁進し、顧客や社会の課題解決、地域の活性化に取り組んでいます。
・株式会社ミライト・ワンHP NEWS URL
https://www.mirait-one.com/info/000951.html