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2023年8月10日
JFEエンジニアリング株式会社
アーバンエナジー株式会社
JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下 元、本社:東京都千代田区、以下、「JFEエンジニアリング」)と新電力子会社のアーバンエナジー株式会社(社長:小林 厚、本社:神奈川県横浜市、以下、「アーバンエナジー」)は、このたび、JFEエンジニアリングの鶴見製作所内に大規模な需要家蓄電池システム(以下、「本システム」)の設置を完了し、2023年8月より運用を開始しました。
2050年のカーボンニュートラル実現に向け、再生可能エネルギー電源の導入が進む中、太陽光や風力発電などの出力が天候に左右される電源への対応を目的として、蓄電池の導入が注目されています。また、需要家蓄電池は、BCP(事業継続計画)対策として停電時の電力供給といった従来の役割に加え、ピークカット※1や蓄電した電力の最大有効活用といった新たな役割も期待されています。
本システムは、JFEエンジニアリングがアーバンエナジーと共同で開発した「JFEマルチユースEMS※2」を適用した第1号案件です。蓄電池の定格出力は2.5MW、定格容量は5MWhで、JFEエンジニアリングがEPC(設計・調達・建設)を実施し、アーバンエナジーが本システムの運用を行います。
「JFEマルチユースEMS」は、これまでアーバンエナジーが電力小売事業等で積み重ねたノウハウや実績を活かし、気象予測等のデータを用いた電力の需要予測や市場価格予測に基づき、3つの市場(卸電力市場、需給調整市場、容量市場)へ対応するための充放電計画の作成及び運用を自動で行う機能を有しています。さらに、需要家の消費電力のピークカットによる電力料金の削減も実現します。
本システムの運用を通じて、蓄電池の計画立案・EPC・最適運用まで一貫したソリューションの創出が可能となり、系統用蓄電池においても九州エリアで事業参入※3を行うなど、積極的な展開を図っています。将来的には「JFEマルチユースEMS」を組み込んだ蓄電池システムの販売や同システムを活用した運用受託サービスの展開も目指します。
JFEエンジニアリンググループは、太陽光、風力、バイオマス、小水力等の再生可能エネルギー電源の開発や運営、コーポレートPPAの推進、需要家及び系統用蓄電池の導入、エネルギーの地産地消を推進する地域新電力事業等、様々な取り組みを通じて、カーボンニュートラルの実現に向け貢献してまいります。
設置場所 | 神奈川県横浜市鶴見区末広町2-1 (JFEエンジニアリング 鶴見製作所内) |
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定格出力 | 2.5MW |
定格容量 | 5MWh |
以上
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情報提供:JPubb