2023年8月1日
関西電力株式会社
スペインビルバオ港沖での浮体式洋上風力実証プロジェクトへの参画当社は、この度、Saitec Offshore Technologies 社とRWE Renewables 社がスペイン北部ビルバオ港にて共同で実施している、バージ型※浮体式洋上風力発電設備の実証プロジェクト(DemoSATH プロジェクト)に参画することとしました。当社が浮体式洋上風力にかかる実証プロジェクトに参画するのは、今回が初めてとなります。
本実証プロジェクトはビルバオ港にて2,000kWの風車 1 基を備えた浮体設備を建設し、沖合約3kmの実証サイトまで曳航した後、運転を開始します。その後、約2年をかけて浮体式洋上風力発電設備に関する実証試験を行います。現在は、2023年中の運転開始を目指し、港での浮体基礎および風車の組み立てを終え、実証サイトへの曳航に向け準備を進めています。
当社グループは、2040年までに国内で新規開発500万kW、累計開発900万kW規模を目標に再生可能エネルギーの普及・拡大に取り組み、ゼロカーボン社会の実現に貢献していきます。その目標達成に向け、当社は様々な浮体型式に関する知見を積極的に蓄積し、日本において高い開発ポテンシャルが見込まれている浮体式洋上風力の新規開発に意欲的に取り組みます。
※:底面が平らな箱舟(バージ、ポンツーンと呼ばれる)に 風車を設置したもの
以上
<浮体式洋上風力の実証試験の概要> <位 置 図>
設置場所
スペイン王国 ビルバオ港沖 約3km
発電方式
(浮体基礎)
浮体式洋上風力発電 (バージ型)
合計出力
2,000kW×1基
参加者
Saitec Offshore Technologies 社、RWE Renewables 社、 関西電力