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2023-07-27 15:01:00 更新

脱炭素社会の実現に向けた取り組み 滋賀県高島市 鴨川小水力発電所 完成のお知らせ

2023 年 7 月 27 日
ヒュ-リック株式会社


脱炭素社会の実現に向けた取り組み
滋賀県高島市 鴨川小水力発電所 完成のお知らせ


当社は、環境長期ビジョンに掲げる「脱炭素社会」の実現に向けて、再生可能エネルギー発電設備の開発と発電事業を推進しています。今般、当社の小水力発電 第2号案件として、滋賀県高島市で計画を進めおりました鴨川小水力発電発電所*1が、完成・発電開始しましたのでお知らせ致します。


■小水力発電開発の背景


当社は 2023 年の RE100*2実質達成や 2029 年の全保有物件*3の 100%再エネ化に向けて非FIT*4太陽光発電設備を新規に開発し、発電しております(2023 年 7 月時点 63MW が稼働中)。太陽光発電は天候で発電量が変動する特性を持つため、当社は小水力発電を開発し、多様な電源を活用することで電力の安定的供給(電力の「強靭化」)を図っております。小水力発電は、日本の地形と豊かな地域資源を生かした発電施設であり、再生可能エネルギー発電設備の中でも希少性が高く、季節や天候等に変動せず年間を通して安定した発電が可能です。


当社は、多様な再生可能エネルギー由来の発電設備を新規開発することにより、CO2 を排出する火力発電発電所等を代替して CO₂の排出を削減し、環境負荷の軽減に貢献します。


■ 鴨川小水力発電所の発電開始と開所式の開催


2023 年 5 月に発電を開始した鴨川小水力発電所は、滋賀県高島市の鴨川(かもがわ)の流水を利用した、全長 1.4 km、高低差約 90m の小水力発電所となります。発電規模は 199kW、年間発電量は約1.1GWh 程度となります。この発電量は、一般家庭の年間消費電力に換算すると、約 290 世帯分相当になります。


本発電所は、大雨や積雪時には人が踏み入ることが困難な山奥の上流部に開発した水力発電であり、日常の除塵作業や出力・取水量調整機能等の「自動化」、「電動化」、「遠隔化」の技術を導入することで従来の小水力発電より高稼働かつ安定した発電を実現しております。


2023年7月6日には当社と再生可能エネルギー発電設備の開発パートナーである株式会社アドバンスは、滋賀県高島市黒谷地区にて高島市、高島市黒谷地区自治会や地元施工会社を招待し、鴨川発電所の開所式を開催し、本事業開始の謝意をお伝えするとともに、今後の安全運転を祈願しました。


■ 小水力発電の今後の開発について


当社は、水力発電事業のノウハウの構築と、新技術の導入を図り、今後も引き続き小水力発電の開発を進めることで、再生可能エネルギーの普及と電力の強靭化による脱炭素社会の実現を目指してまいります。


【現在決定している当社の水力発電の開発計画】
群馬県利根郡川場村 川場谷小水力発電所 2021年5月発電開始
滋賀県高島市 鴨川小水力発電所 2023年5月発電開始
群馬県利根郡沼田市 発電所 (計画中) 2024年10月発電開始予定
群馬県利根郡川場村 発電所 (計画中) 2025年7月発電開始予定


*1 小水力発電 : 発電規模が 1,000kW 以下の小規模な水力発電。昼夜を問わず安定的に発電するため、再エネ発電設備の中
では高稼働な安定電源とされています。
*2 RE100 : 「Renewable Electricity 100%」の略で、事業活動に必要なエネルギーを 100%再生可能エネルギーとすることを目標に掲げる企業が加盟する国際的なイニシアティブ。
*3 全保有物件 : 住居系建物や、テナントが直接電力会社と電気受給契約を行っている建物等を除きます。
*4 FIT(制度) : 再生可能エネルギーを用いて発電された電気を、国が定める価格で一定期間電気事業者が買い取ることを義務付けた制度。


この取り組みを通じて当社は SDGs の目標 7 「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」および目標 13「気候変動に具体的な対策を」に貢献します。


以 上


本件に関するお問い合わせ窓口
ヒューリック株式会社 広報・IR 部
TEL 03-5623-8102 FAX 03-5623-8125

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