日本工営株式会社
2023 年 7 月 10 日
インドネシア共和国「アッパーチソカン揚水発電所建設プロジェクト」における建設施工監理業務の開始について日本工営株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金井晴彦 以下 日本工営)、株式会社ニュージェック(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:山林佳弘 以下 ニュージェック)、PT. IndokoeiInternational および PT. Wiratman の共同企業体は、2023 年 7 月 6 日に、インドネシア国営電力会社である PLN が開発するアッパーチソカン揚水発電所工事に係る建設施工監理業務を開始しました。
本プロジェクトは、インドネシア共和国(以下、インドネシア国)初の揚水発電所であり、サイトは西ジャワ州のチタルム川流域に位置し、上下部コンクリートダムを含む出力 1,040MW の大規模揚水発電所を約 50 カ月で建設する計画です。
本プロジェクトはインドネシア国政府が進める再生可能エネルギーのさらなる導入計画において、電力システムの安定に資する重要な発電所となります。同国の再生可能エネルギーの導入を通じて脱炭素化に寄与することで、インドネシア国の国家エネルギー政策と気候変動対策に貢献することが期待されています。
日本工営は 1950 年代から長期にわたり多くのインドネシア国の水力発電の開発・建設に携わっております。また、ニュージェックは 1980 年代のプロジェクト形成調査から長年に亘り本プロジェクトに関わっております。共同企業体各社の知見と技術力を活かしながら、インドネシア国初の揚水発電所の建設に貢献してまいります。
日本工営は、これまで培った総合技術コンサルタントの強みを活かし、インドネシア国を始めとして世界各国において、水力発電を含むクリーン・エネルギーのさらなる開発の支援に積極的に取り組んでまいります。
【プロジェクト概要】
発電所名 アッパーチソカン揚水発電所
オーナー名 PT Perusahaan Listrik Negara (Persero)社(PLN 社)
施工会社 China Gezhouba Group Co., Ltd.他
所在地 インドネシア共和国ジャワ島西ジャワ州
資金元 建設工事費(送電線を除く):IBRD(国際復興開発銀行(世界銀行グループ)および
AIIB(アジアインフラ投資銀行)の協調融資
送電線工事費:オーナー自己資金
設計・工事監理コンサルタント費:オーナー自己資金
【発電所諸元】
出 力 1,040MW(260MW×4)
最大落差 301.5m
ダ ム 上部 H98m RCC
下部 H75.5m RCC
発 電 所 地下式(W26m×L156.6m×H51.15m)
水 路 系 約 1,600m×2 条
―お問合せ先―
ID&E ホールディングス株式会社 コーポレートコミュニケーション室
TEL:03-5276-2454 Email:c-com@n-koei.co.jp
ホームページ:https://www.id-and-e-hd.co.jp/