2023 年 5 月 16 日
応用地質株式会社
JOGMEC が公募した洋上風力発電の導入促進に向けた海底地盤調査実施者に採択(2 件)
応用地質株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:天野洋⽂、以下弊社)は、独立行政法人エネルギ−・金属鉱物資源機構(以下、JOGMEC)が公募した令和5年度「洋上風力発電の導入促進に向けた基礎調査に係る業務」に関する以下の 2 件の海底地盤調査(以下、本事業)に応募し、いずれも実施予定者として採択されました。
以下は、公募資料による概要です。
件 名
北海道岩宇・南後志地区沖:海底地盤(ボーリング)調査
事業期間
令和6年2月20日事業規模 544,738,858円
件 名
北海道岩宇・南後志地区沖、島牧沖、檜山沖:海底地盤調査(物理探査)
事業期間
令和6年2月20日
事業規模
349,444,880円
JOGMEC の公開情報
https://www.jogmec.go.jp/news/bid/content/300383773.pdf https://www.jogmec.go.jp/news/bid/content/300383774.pdf 「2050 年カーボンニュ−トラル」及び 2030 年度までの野心的な温室効果ガス削減の実現に向けて、国は、洋上風力の案件形成の加速化を図るため、「セントラル方式」iの確立に向けた制度設計を進めています。その一環として、昨年「独立行政法人エネルギ−・金属鉱物資源機構法」が施行され、JOGMEC の業務に洋上風力発電に関する地質構造等の調査業務が追加されました。
本案件は、その第一弾として公募されていたものです。
今回の採択により、弊社は北海道岩宇・南後志地区沖、北海道島牧沖、北海道檜山沖の 3 海域での洋上風力発電の導入促進に向けた基礎調査事業を実施いたします。具体的には、洋上風力発電設備の基本設計(風車の設置位置、設置間隔等)に必要となる海底地盤に関する工学的なデータを取得するため、サイト調査(ボーリング調査および物理探査)を行います。
弊社では 2018 年以降、急速に拡大する洋上風力発電の海底地盤調査の市場ニーズに対応するため、新技術の研究開発や設備投資、関連企業とのアライアンス形成などを積極的に行ってきた結果、これまでに国内でのトップシェアを獲得するなど、大きく市場をリードしてきました。また、弊社単体だけでなく、国内および海外グループ企業においても洋上風力に関わる様々な有力なサービスや製品を展開し、応用地質グループ全体としても世界の洋上風力発電の普及拡大に寄与し続けています。
今後も洋上⾵力発電をグループの重要な成長機会の1つと位置付け、更なる設備投資と技術開発を進め、事業を拡大するとともに、世界のサステナビリティの実現に大きく貢献してまいりたいと思います。
iセントラル方式:風力発電事業の準備段階の調査や系統協議などを国が一括して行う制度。