2023 年 3 月 10 日
月島機械株式会社
「奄美市名瀬浄化センターバイオガス発電事業」に関する契約を締結
~脱炭素社会に貢献する官民連携の FIT 事業~ 月島機械株式会社(社長:福沢 義之)は、鹿児島県奄美市と「奄美市名瀬浄化センターバイオガス発電事業」(以下、「本事業」)に係る契約を締結いたしましたことをお知らせいたします。
下水汚泥処理の過程で発生する消化ガス(バイオガス)は、メタンを主成分とする可燃性ガスで、 利用可能な再生可能エネルギー源の一つであり地球温暖化対策の一環としての有効利用が期待されています。
本事業は、鹿児島県奄美市名瀬浄化センターで発生する未利用の地域資源である消化ガスを再生可能エネルギーに変換して有効活用する下水処理場における官民連携による発電事業です。
当社では、全国の下水処理場に発電施設を建設し、「再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法」に基づく固定価格買取制度(FIT)を利用した20年間の長期にわたる発電事業の管理・運営を手掛けています。
当社と奄美市は、2020年12月21日に本事業の「基本協定」を締結、2023年3月9日付で「事業契約」を締結しました。本事業において、奄美市は当社に建設用地及び発電の燃料となる消化ガスを提供することで、その対価を下水道事業の維持管理費として活用します。
当社は、下水処理場における汚泥処理に強みをもち、汚泥消化設備、ガス貯留設備および発電利用設備の豊富な実績を誇り、上下水道におけるPFI・DBO事業をはじめとした「ライフサイクルビジネス」を積極的に展開しており、長期事業運営に必要な豊富な実績とノウハウを培ってまいりました。
本事業においてもそれらを最大限に活かし、効率的で安定した発電事業の運営を行うとともに、 これからも地球温暖化防止、脱炭素社会に貢献する消化ガス発電事業の普及拡大に向けて、積極的に 取り組んでまいります。
奄美市名瀬浄化センターバイオガス発電事業の概要
1.事業名 : 奄美市名瀬浄化センターバイオガス発電事業
2.事業場所 : 鹿児島県奄美市名瀬長浜町(奄美市名瀬浄化センター)
3.施設概要 : 消化ガス発電設備 設備容量 125kW (ガスエンジン 25kW×5台)
4.年間売電量 : 約79万kWh (一般家庭 約220世帯相当)
5.発電事業期間 : 2023年10月 ~ 2043年9月(20年間)
6.事業スキーム
《本リリース に関するお問い合わせ先》
月島機械株式会社 経営統括本部 広報室
TEL 03-5560-6503
《消化ガス発電事業 に関するお問い合わせ先》
月島機械株式会社 水環境事業本部 PPP 事業推進室
TEL 03-5560-6540
以 上