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2023年03月06日
豊田通商株式会社(以下、豊田通商)は、グループ会社で風力発電事業等を行っている株式会社ユーラスエナジーホールディングス(以下、ユーラスエナジー)と共に、エジプト・アラブ共和国(以下、エジプト)において設備容量約500MWの風力発電所を建設・所有・運営し、電力を販売する独立系発電業事業(IPP)に出資参画します。
なお、本件は同国において豊田通商グループ2件目の風力発電事業となります。
エジプトの電力需要は安定的に伸び続けることが予想されており、その旺盛な電力需要に対応すべく、発電所の新設や拡張などが進められています。また、火力発電に偏重していた電源構成にバランスを持たせるため、再生可能エネルギーの導入が推進されており、現在の計画では、2035年までに総発電量の42%が再生可能エネルギーとなる予定です。
豊田通商グループのエジプトにおける電力ビジネスは、1990年代より発電所や変電所建設プロジェクトに参画し、2017年には同国初の風力IPP事業であるラス・ガレブ・ウィンド・エナジーへ出資参画(262.5MW、2019年商業運転開始)するなど、同国の再生可能エネルギーの拡大に貢献しています。
本事業は、豊田通商およびユーラスエナジーのほか、エンジー社(Engie S.A.:フランス)、建設会社であるオラスコム・コンストラクション社(Orascom Construction PLC:エジプト)の4社により事業会社「レッド・シー・ウィンド・エナジー社(Red Sea Wind Energy SAE)」を通じて、事業を推進します。
発電所建設予定地は、ラス・ガレブ・ウィンド・エナジーと同地域の、年間を通じて風況の良いスエズ湾沿いのガルフ・エル・ゼイト地区(Gulf of El Zayt)で、2023年3月に着工後、2025年8月の商業運転開始を予定し、その後25年間にわたり発電所を運営します。
豊田通商は、ユーラスエナジーと協業しながら本事業を展開していくとともに、引き続き、エジプトにおける再生可能エネルギーの拡大および経済発展に貢献していきます。
事業会社社名 | レッド・シー・ウィンド・エナジー社(Red Sea Wind Energy SAE) |
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所在地 | エジプト・アラブ共和国 |
事業内容 | 風力発電および売電事業 |
出資比率 | 豊田通商グループ 40%(豊田通商20%、ユーラスエナジー20%) エンジー社 35% オラスコム・コンストラクション社 25% |
設備容量 | 約500MW(6MW x 84基) |
売電先 | エジプト送電公社(Egyptian Electricity Transmission Company) |
総事業費 | 約660百万米ドル(約860億円) |
融資団 | 株式会社国際協力銀行、株式会社日本貿易保険、三井住友銀行、 農林中央金庫、ソシエテ・ジェネラル(フランス)、欧州復興開発銀行 |
商業運転開始 | 2025年8月予定 |
<社会課題の解決と会社の成長を両立する最重要課題>
<当社のこれまでの取り組み>
・2017年12月4日発表:エジプト初の風力発電IPP事業に参画
(https://www.toyota-tsusho.com/press/detail/171204_004068.html)
・2019年12月6日発表:エジプト初の風力発電IPP事業で竣工式開催
(https://www.toyota-tsusho.com/press/detail/191206_004521.html)
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情報提供:JPubb