プレスリリース

powered by JPubb

本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。

2023-01-24 00:00:00 更新

「(仮称)浜松市沖洋上風力発電事業 計画段階環境配慮書」に関する知事意見を述べました


( 令和4年度 )



( 資料提供 )

「(仮称)浜松市沖洋上風力発電事業 計画段階環境配慮書」に関する知事意見を述べました


「(仮称)浜松市沖洋上風力発電事業 計画段階環境配慮書」に関する知事意見を述べました


令和4年11月1日付けで事業者から送付のあった「(仮称)浜松市沖洋上風力発電事業 計画段階環境配慮書」について、静岡県環境影響評価審査会からの答申を踏まえ、事業者に対して令和5年1月20日に知事意見を述べました。

1 事業概要

区 分

内 容

事業名

(仮称)浜松市沖洋上風力発電事業

事 業 者

浜松洋上風力発電合同会社(浜松市中区砂山町335-4)

事業内容

・洋上風力発電所の設置
・最大発電出力62万5,000kW(法第1種事業(出力5万kW以上)に該当)

事業実施予定地

浜松市沖海域の約21,107ha

施設概要水環境

・単機出力:9,500~2万kW/基
・設置基数:最大66基
・最大高さ:190~335m(平均海面~ブレード先端)

2 知事意見の概要

項 目

主な意見

全般的事項

・計画段階配慮事項の選定が十分であるとは言えないため、地域特性や事 業特性を十分考慮したうえで、環境影響評価の項目を選定すること
・配慮書は、工事の実施に伴う影響を予測・評価の対象にしていない。方法 書の作成に当たっては、工事の実施に伴う環境への影響を環境要素に含 めること
・環境影響を回避又は十分に低減できない場合は、発電設備の設置数削減 や想定区域の規模の縮小を含む事業計画の見直しを行うこと
・陸域施設に係る環境要素を想定していない。適切な環境要素を選定し、調 査、予測及び評価の方法を検討すること
・地域住民等に対して丁寧に説明して意見を聴取し、具体的な事業計画に 反映すること

騒音
振動
風車の影

・本事業の実施による騒音、振動及び風車の影が人の健康及び生活環境に 及ぼす影響について、適切な影響範囲を設定し、調査、予測及び評価を 実施すること

水環境

・風車の基礎構造の工事による海底の改変に伴う濁水の発生、底質の汚染 及び水中音のほか、流速及び栄養塩の変化などの物理・化学・生物学的 要素が、海生生物に影響を及ぼすおそれがあることから、水環境への影響 について、調査、予測及び評価を実施すること

地形
地質

・巨大地震の発生時に海底地すべり等が発生することが懸念されるため、海 底の地形と地質(土地の安定性)について、調査、予測及び評価を実施す ること
・本事業による風向や海況の変化等が、砂丘や湖沼等に及ぼす影響を、調 査、予測及び評価を実施すること

動物
植物

・コアジサシ等の多くの鳥類が生息するため、バードストライクの発生などによ る影響のほか、長期にわたる発電設備の存在による渡りへの累積的影響 が懸念されるため、専門家に意見を求めた上で、調査、予測及び評価を 実施すること
・騒音、振動、海水の濁り及び海流の方向等の海況の変化や照明などによ り、アカウミガメの上陸や産卵に影響を及ぼすおそれがあるため、最新の 知見や先行事例を収集するとともに、専門家に意見を求めた上で、調査、 予測及び評価を実施すること
・天竜川河口付近の沿岸の海藻藻場、浜名湖のアマモ場への影響につい て、調査、予測及び評価を実施するこ

生態系

・想定区域とその周辺の海域にはアカウミガメをはじめとする重要な動植物 が生息・生育し、遠州灘は海生生物の重要な生息・生育場となっている可 能性があるため、海域の生態系に影響を及ぼす海況の変化及び底生生物 を含めた生物相の変化について調査、予測及び評価を実施すること
・自然度が高い砂丘植生とそれによって形成される砂浜生態系のほか、遠州 灘沿岸は鳥獣保護区に指定されているため、砂浜に生息する動物を含め た陸域の生態系に及ぼす影響について、調査、予測及び評価を実施する こと

景観

・海域に建設される発電設備の存在が、遠州灘の景観に著しい影響を及ぼ すおそれがある。遠州灘の雄大な景色は重要な景観資源であることから、 季節や時間の経過に伴う景観の変化について、調査、予測及び評価を実 施すること

自然との
触合い

・本事業の実施がマリンスポーツ等の人と自然の触れ合いの活動の場に及 ぼす影響について調査、予測及び評価を実施すること

廃棄物

・本事業の実施及び終了に伴い発生する廃棄物を環境要素に選定すること
    3 今後の予定
    ・事業者は、知事意見を踏まえて、環境影響評価方法書を作成する。
    ・事業者は、方法書を作成したときは、県に送付し、併せて経済産業大臣に届け出る。
    ・県は、方法書が送付された場合、当該方法書に関する知事意見を経済産業大臣に述
    べることとなる。

    ■ 添付資料

    「(仮称)浜松市沖洋上風力発電事業 計画段階環境配慮書」に関する知事意見を述べました:

    ( 185KB )


    提供日2023年1月24日
    担 当くらし・環境部 環境局生活環境課
    連絡先環境影響評価班 TEL 054-221-2255


    ページの先頭へ戻る


    情報提供:JPubb

    プレスリリース一覧に戻る