2023 年 1 月 18 日
株式会社 小糸製作所
ロービーム一体 LED 点消灯方式 ADB ヘッドランプ
「第9回ものづくり日本大賞 優秀賞」を受賞 株式会社 小糸製作所(本社:東京都港区、社長:加藤 充明)の技術者7名が、「第9回ものづくり日本大賞」において「優秀賞」〔製品・技術開発部門〕を受賞しました。もの づくり日本大賞は、全産業を対象に、「日本の産業/文化の発展」、「豊かな国民生活の形成」に貢献した技術/開発者を表彰する制度で、当社としては第7回ものづくり日本大賞(受賞件名:LED Compact-バイファンクションの開発)に続き、2回目の受賞となります。
当社は、ハイビームの照射範囲を自動制御し、前方車両に眩しさを与えることなく、夜間走行の視界を良好にする ADB(Adaptive Driving Beam:配光可変ヘッドランプ)を開発、 安全に貢献する技術として採用拡大に取り組んでおります。
従来の ADB 搭載ヘッドランプは、ロービームと ADB をそれぞれ異なる特性の光学ユニットで構成していましたが、本開発品では、これまでの光学系を刷新するとともに、ユニット 構成部品のコンパクト化を図ることでロービームと ADB の光学ユニットを統合・一体化し、 ランプの大幅な小型・軽量化と低コスト化を実現しました。
これにより、高級車から軽自動車/小型車を含む幅広い車種への ADB 搭載を促進させ、夜間走行の更なる安全に寄与すると評価され、今回の受賞となりました。
当社はこれからも、最先端の技術を追求し、お客様第一の製品開発に努め、クルマ社会の安全性・快適性の向上に取り組んで参ります。
【受賞内容】
1.受 賞 件 名
幅広い車種へ搭載可能なロービーム一体 LED 点消灯方式配光可変 ヘッドランプの開発(ロービーム一体点消灯方式 ADB ヘッドランプ)
2.受 賞 者
山本 照亮、堀 宇司、平田 正順、金森 昭貴、御園生 慎也、 河合 宏樹、末次 麻希子 計7名
3.開発の内容
1つの光学ユニットでロービームと ADB2つの機能を実現し、従来の ADB 搭載ヘッドランプと比較して大幅な小型化・軽量化と低コスト化を実現。
優れた搭載性により、軽自動車/小型車まで ADB 採用が拡大している。
以 上