プレスリリース

powered by JPubb

本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。

2022-12-23 00:00:00 更新

インドネシア タングーLNGプロジェクト 生産分与契約(PSC)の延長について

2022 年 12 月 23 日
三菱商事株式会社
株式会社 INPEX
JX 石油開発株式会社
三井物産株式会社
エルエヌジージャパン株式会社
住友商事株式会社
双日株式会社


インドネシア タングーLNG プロジェクト 生産分与契約(PSC)の 延長について


タングーLNG プロジェクトに携わる企業連合は、このたびオペレーターである bp と推進するインドネシア西パプア州のタングーLNG プロジェクトの開発鉱区である、ベラウ鉱区、ムツリ鉱区及びウィリアガール鉱区それぞれの生産分与契約(Production Sharing Contract:以下、PSC)を20 年間延長することについてインドネシア政府の承認を得ましたのでお知らせいたします。


タングーLNG プロジェクトは、インドネシアで生産される天然ガスの 20%を占める同国内最大のガス生産を行っているプロジェクトであり、2009 年の操業開始以降インドネシアや日本をはじめとしたグローバル市場に 1,450 カーゴ超を安定的に供給しております。タングーLNG プロジェクトは液化設備二系列を有し生産能力は年間合計約 760 万トンです。現在第三系列の液化設備が建設工事中であり、この第三系列液化設備の稼働により約 50%の生産量の増加が見込まれます。


第三系列の液化設備の建設に加え、2021 年に SKK Migas(インドネシア石油ガス上流事業監督執行機関)から承認された開発計画に基づき、現在 CCUS(注)事業を含む開発を検討しております。今後タングーLNG プロジェクトに携わる企業連合による最終投資決定を経て、当該 CCUS 事業実施により天然ガスの生産に伴い排出される CO2を最大 90%削減、タングーLNG プロジェクト全体で排出される CO2を約半分削減することが見込まれ、世界屈指の温室効果ガス排出量の少ないLNG プラントとなることが期待されます。


(注)Carbon Capture, Utilization and Storage の略。排出される CO2の回収、利用、貯留による温室効果ガス排出量の削減を図る技術。タングーLNG プロジェクトに携わる企業連合は、この PSC 延長を踏まえて LNG の更なる安定供給、及び CO2排出削減にも取り組んで参ります。


参考情報:


タングーLNG 基地はインドネシア西パプア州にあるビントゥニ湾に所在し、bp をオペレーターとするコンソーシアムが、SKK Migas(インドネシア石油ガス上流事業監督執行機関)との契約に基づきその操業を請け負っています。


タングーLNG プロジェクトは、1 日当たり 14 億立方フィートの天然ガスを生産しているプロジェクトです。現在建設工事中である第三系列の生産開始後は、1 日当たり 21 億立方フィートの天然ガスを生産する予定であり、この第三系列の液化設備はインドネシア政府の国家戦略プロジェクトに位置付けられています。


プロジェクトの権益構成は、bp 40.22%、MI Berau 16.3%(三菱商事株式会社、株式会社INPEX)、中国海洋石油総公司(CNOOC)13.9%、日石ベラウ石油開発 12.23%(JX 石油開発株式会社、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)、ケージーベラウ石油開発 8.56%(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構、三井物産株式会社、JX 石油開発株式会社、三菱商事株式会社、株式会社 INPEX)、Indonesia Natural Gas Resources Muturi Inc. 7.35%(エルエヌジージャパン株式会社(住友商事株式会社と双日株式会社の折半出資会社))、ケージーウィリアガール石油開発 1.44%(三井物産株式会社)となっております。


<案件地図>

再生可能エネルギー等に関するプレスリリース
電力会社・ガス会社等によるプレスリリース

情報提供:JPubb

プレスリリース一覧に戻る