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2022-09-27 00:00:00 更新

インドネシア共和国 アバディLNGプロジェクト(マセラ鉱区)におけるインドネシア国内向けLNGの供給および水素・アンモニア、CCS分野での共同スタディ実施に関する覚書の締結について(お知らせ)

2022 年 9 月 27 日
株式会社 INPEX


インドネシア共和国 アバディ LNG プロジェクト(マセラ鉱区)における
インドネシア国内向け LNG の供給および水素・アンモニア、CCS 分野での共同スタディ
実施に関する覚書の締結について(お知らせ)


株式会社 INPEX(以下、当社)は、当社子会社株式会社 INPEX マセラを通じて操業主体(オペレーター)を務めるアバディ LNG プロジェクト(以下、本プロジェクト)を、プロジェクトパートナーである Shell 社(以下、Shell)と共にインドネシア共和国アラフラ海マセラ鉱区にて推進しておりますが、本年 9 月 26 日に経済産業省主催で東京にて開催された「第 2 回アジアグリーン成長パートナーシップ閣僚会合」におきまして、インドネシア国営電力会社 PT PLN (Persero)(以下、PLN)との間で、本プロジェクトから PLN への LNG の長期供給に加えて、水素・アンモニア、CCS 分野での共同スタディ実施に関する覚書を締結いたしましたので、お知らせいたします。


2020 年 2 月 20 日に発表いたしました通り、当社は本プロジェクトから PLN が保有・運営に関与するインドネシア国内の天然ガス火力発電所向けの LNG を長期供給することを念頭に、PLN との間で LNGの販売・調達に関する協議を開始することを内容とした覚書を締結し、同覚書に基づく協議を実施してまいりましたが、この度、同覚書の期限を延長するとともに、水素・アンモニア、CCS 分野における将来的な協業を念頭に共同スタディを実施することについて同覚書に追加することといたしました。


本プロジェクトは、エネルギートランジションの中で競争力のあるクリーンなプロジェクトとすべく、現在は CCSの導入等によるプロジェクトのクリーン化と更なるコスト低減に向けて包括的な検討を行っております。将来的には CCS 設備の更なる活用のため、本プロジェクトから生産される天然ガスを用いたブルー水素・アンモニアの生産等についても検討しております。この度締結した PLN との覚書においては、本プロジェクトから生産される天然ガスを用いたブルー水素・アンモニアを PLN が保有・運営に関与するインドネシア国内の火力発電所向けの混焼燃料としての供給や、PLN が保有・運営に関与するインドネシア国内の火力発電所から排出される CO2 を回収・輸送しアバディガス田へ貯留すること等について、共同スタディを実施することを内容としており、PLN が目指す 2060 年までのネットゼロ実現に貢献する取り組みと考えております。


本覚書を元に実施する共同スタディは、エネルギー転換を通じたアジアにおける持続的な経済発展およびカーボンニュートラル化を目標として日本政府が 2021 年に発表した「アジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ(AETI)」および日本政府が目指す「アジア・ゼロエミッション共同体構想」とも連携するものです。今後、低炭素ソリューションや水素・アンモニアなどのクリーンエネルギーを含むエネルギー転換関連事業の創出につながる可能性があるものと期待されております。


当社は本年 2 月に発表した「長期戦略と中期経営計画(INPEX Vision@2022)」において、「水素事業の展開」「CCS 事業の推進」を含めたネットゼロ 5 分野の拡大や石油・天然ガス分野の「徹底したクリーン化」の実現を掲げており、2050 年ネットゼロカーボンを目標として石油・天然ガスから水素、再エネ電力まで多様でクリーンなエネルギーの安定供給を目指しております。今回の覚書の締結は、かかる目標に沿うものであり、我が国及び世界のエネルギー需要に応えつつ、ネットゼロカーボン社会の実現に向けたエネルギー構造の変革に積極的に取り組んでまいります。


以上

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