２ ０ ２ ２ 年 ８ 月 １ ６ 日
関 西 電 力 株 式 会 社

赤穂発電所における排水流出の調査結果および当社の対応について

当社は、７月２６日、赤穂発電所において沈砂池から鉄分等を含む空気予熱器洗浄排水が海域へ流出していることを確認しました。

（２０２２年７月２６日お知らせ済み）

その後、本件の発生経緯、原因について調査した結果は以下の通りです。

７月２５日、空気予熱器洗浄作業に伴う排水が、排水処理装置への配管の亀裂から漏洩しました。当該作業を実施していた作業員は、土嚢の設置および移送用ポンプにて排水を回収し、排水処理系統への移送を実施しました。しかしながら、漏洩量がポンプの移送能力量を超え、排水が雨水側溝を経由して沈砂池に流入しました。沈砂池から海域へ放水するゲート弁を閉める操作を実施済みでしたが、ゲート弁に付着していた海棲生物によって生じた隙間から洗浄排水が海域へ流出してしまったものです。

海域へ流出した排水の成分を分析したところ、水質汚濁防止法等の基準値を超過した結果を確認しました。本日、当社は兵庫県等に分析結果の報告を行いました。

このような事態を引き起こしてしまったことについて、重く受け止めており、改めて深くお詫び申し上げます。

本件は、作業関係者の水質汚濁防止法等を遵守するためにとるべき行動の認識・判断の甘さと、排水処理系統以外へ排水が漏洩した場合の運用ルールが定まっていなかったことが原因と考えています。

当社は、今後、関係行政機関等の指示に従い適切に対応するとともに、関係法令の再教育や沈砂池への排水流入防止に関する運用ルールの策定などに取り組み、再発防止を徹底してまいります。

以上

公式ページ（続き・詳細）はこちら
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2022/pdf/20220816_1j.pdf