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住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治)(以下「当社」)が開発・販売を進めるPLCストリング*¹監視装置が、他社製監視装置の更新に伴い初めて採用されました。
再生可能エネルギーの固定価格買取(FIT)制度*²の開始直後に運転開始された太陽光発電所は、既に10年程度経過し、大規模な補修を実施するケースが増えてきています。併せて、発電状況を把握できるストリング監視装置も故障や老朽化が生じ、装置更新のニーズが高まってきています。しかし、導入済みの監視装置は、単体では更新できないものや、同一メーカーの後継機器が存在しないものなどがあり、太陽光発電所の安定稼働に支障をきたしかねない事例も発生しています。
当社の1000V用PLCストリング監視装置は、これまで新設及びストリング監視装置未導入の太陽光発電所への後付け設置で導入されてきましたが、下記の理由で更新の際に導入できることから、このたび他社製監視装置更新時に初めて採用されました。
① 後付け工事が容易な構造(電流センサを挟み込むクランプ方式)を採用
② 小型省スペース(既設の接続箱に設置可能)
③ 通信回線に電力線を利用するPLC(Power Line Communication)技術を採用
既設の電力線でも導入可能なため、通信線敷設工事が不要で低コスト(他方式対比7割安、当社試算)での導入が可能。有線回線のためデータ伝送も非常に安定。
また、装置内で電位差が発生しないため、雷害による戻入がゼロ。
今後、PLCストリング監視装置の需要はますます増えていくと見込まれます。カーボンニュートラルの実現に向けて脚光を浴びる太陽光発電所の安定稼働に貢献するため、今後も当社は、利便性の高いPLCストリング監視装置、および付帯サービスを提供してまいります。
情報提供:JPubb