2022年5月26日
関西電力株式会社
原子力発電の安全性向上にかかる進捗状況(2021年度下期)
および2022年度以降の計画策定当社は、2014年に作成した「原子力発電の安全性向上に向けた自主的かつ継続的な取り組みのさらなる充実」(以下、ロードマップ)※に沿って、安全性向上の取組みを進めています。今回、2021年度下期の進捗状況を取りまとめました。
主な内容は、以下のとおりです。
(1)事故時対応能力の向上
福井県原子力総合防災訓練に参加し、地震によって発電所への電気の供給が途絶えたという想定のもと、北陸電力株式会社の高圧電源車との接続訓練等を行いました。
また、国・自治体が住民避難の判断を行うために必要な情報を遅滞なく的確に通報できる補助ツールを開発し、訓練で実効性を検証しました。
(2)事故や災害の未然防止
労働災害の撲滅に向けて、設備改善要望の聞き取り等から現場の潜在リスクを把握し、本質的な安全対策の検討や、社外の労働安全コンサルタントによるパトロールを実施しました。
具体的には、梯子昇降に伴う墜落防止のため、梯子を固定できる架台の拡張設置等、現場の声を反映したリスク対策設備設置によるリスク低減に取り組みました。
また、2020年度以降の振り返りを踏まえ、2022年度以降の計画を策定しました。当社の原子力安全にかかる「ありたい姿」の実現に向けて、各取組みの定着およびさらなる充実に努めてまいります。
※2004年8月9日の美浜発電所3号機事故の反省および東京電力福島第一原子力発電所事故を踏まえて、原子力発電の安全性向上に向けた取組みとして公表しているもの。
以 上
(添付資料)
・2021年度下期のロードマップの進捗状況および2022年度以降の計画について
本件の詳細な内容はこちら ⇒ リンク
2021年度下期のロードマップの進捗状況および2022年度以降の計画について
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2022/pdf/20220526_1j.pdf