2022 年 4 月 1 日
多摩清掃工場で発電した電力を調達し、多摩市の公共施設に供給 日立造船株式会社は、2022 年 4 月より多摩清掃工場で発電した電力を調達し、東京都多摩市の公共施設にカーボンゼロの電力の供給を行います。
多摩市では地球温暖化対策に取り組んでおり、2050 年までのカーボンゼロを目指し、資源の有効活用などの施策を推進しています。その取り組みの一環として、多摩市と当社の間で、「多摩清掃工場の発電余剰電力を活用した電力地産地消事業」に関する電気需給契約が締結されました。
同契約に基づき、当社は多摩清掃工場で発電される電力を、運営事業者である多摩ニュータウン環境組合より調達し、多摩市の市役所本庁舎や小・中学校、コミュニティセンターなど全 45 施設へ供給します。本取組みにより、年間で約 3,396 トン*の CO2 排出量の削減を見込んでいます。
*東京電力エナジーパートナー株式会社が公表している CO2 排出係数をもとに算出
【当社の小売電気事業について】
当社グループは、アジアや欧州を中心に約 1,000 件のごみ処理プラントの建設を手掛けており、世界トップクラスの実績を有しています。また、2015 年より再生可能エネルギーを使用した小売電気事業に参入し、これまでに東京都庁舎や国立市役所本庁舎、大阪府大手前庁舎などに再生可能エネルギー電力を供給してきました。
当社の小売電気事業は、ごみ焼却発電から約 75%を調達することにより、CO2 の排出量が低く*、また、天候などの影響を受けずに豊富で安定した再生可能エネルギーを供給しています。
当社は再生可能エネルギーの普及を通じて、今後も国連サミットで採択された SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献していきます。
*2020 年度実績 基礎排出係数 0.082kg-CO2/kWh、調整後排出係数 0.027kg-CO2/kWh
本件の概要
電力供給施設
多摩市の公共施設(全 45 施設)
年間電力供給量(予定) 7,666,344kWh
年間 CO2 削減量(予定) 約 3,396t-CO2
契約期間
2022 年 4 月~2023 年 3 月
(終)