2022年1月25日
関 西 電 力 株 式 会 社
関電プラント株式会社
浮体式洋上風力発電における点検技術の高度化に向けた開発について ~グリーンイノベーション基金事業を活用~当社および関電プラント株式会社は、国立研究開発法人新エネルギー・ 産業技術総合開発機構(NEDO)が公募する「グリーンイノベーション 基金事業※1/洋上風力発電の低コスト化プロジェクト※2」に「浮体式風車ブレードの革新的点検技術の開発」を応募し、このたび採択通知を受けました。
洋上風力発電は、再生可能エネルギーの主力電源化に向けた切り札と されています。特に、遠浅の海域が少ない日本では、導入余地の大きい浮体式洋上風力発電の導入拡大が期待されています。
本取組みでは、ドローンを用いて、浮体式洋上風力発電設備の効率的な 点検を実現し、運用・維持管理費用の低減を図ります。 具体的には、浮体式設備特有の波風による位置変動に対応するために、 リアルタイムな位置推定および追従を可能とする制御技術等を開発します。これにより、ドローンによる外観点検等の実現を目指します。
また、2020年10月に研究を開始した「ドローンとAI画像解析の 活用による洋上風力設備の運用・維持管理技術※3」と組み合わせることで、着床式・浮体式洋上風力、陸上風力を問わず、風力発電設備の運用・維持 管理の効率化に貢献します。
関西電力グループは、新たな価値の提供を行う「サービス・プロバイダー」 を目指し、本取組みを通して、2050年カーボンニュートラル実現に貢献してまいります。
※1: 「2050年カーボンニュートラル」の目標達成に向け、官民で野心的かつ 具体的な目標を共有したうえで、これに経営課題として取り組む企業等に対し、長期に亘り、研究開発・実証から社会実装まで継続して支援する事業。
※2: 本プロジェクトの「洋上風力運転保守高度化事業」に応募し採択を受けたもの。
※3: 「ドローンとAI画像解析の活用による洋上風力設備の運用・維持管理技術の研究」 (2020年10月20日お知らせ済)
以上
別 紙:「洋上風力発電の低コスト化プロジェクト」の公募概要等
添付資料:浮体式洋上風力発電の低コスト化に向けた点検技術開発の概要
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2022/pdf/20220125_1j.pdf